NURO光自体あまりCMなどもやっていないので馴染み無いとは思いますが、ソニーネットワークコミュニケーションズが運営している光回線業者です。ネット古参ユーザーなら「So-net」をやってる会社と言えば有名かと。(ちなみに「ヌーロ」じゃなくて「ニューロ」)
So-net自体インターネットがまだメジャーで無い1996年から存在し、母体はソニーと強力なバックボーンを持っていますので、光回線業者の中ではかなり老舗と言えます。
今回はこのNURO光が「実はソフトバンクユーザーにとって最強の光回線である」ということを説明していきたいと思います。
①ソフトバンクの光回線割引が適用される
光回線の選び方自体は簡単です。
自分が使ってるスマホ携帯のキャリアが提供している光回線を選べば良いだけ。
各社には光回線割引があるので、スマホや携帯と紐付ければ月額料金が1,000円程度割引されます。しかも1回線ごとに家族や同居人全員に適用されるので、人数が多ければ(合算して)光回線の月額料金をまかなうことも可能です。
ソフトバンクなら「おうち割 光セット」ってのがそれ。ちなみにサブブランドのワイモバイルでも適用されます。
ということで今や、一昔前の「自分で好きなプロバイダを選ぶ」という時代ではなく「キャリアに合わせた光回線を選ぶ」時代なわけですが。。
だったらNURO光にしてしまうと割引の対象にならないのでは?と思いきや、実はソフトバンクのおうち割はNURO光でも適用されます。
これはNURO光のオプションである「NURO光でんわ」がソフトバンクのIP電話網を使用しているため、「ウチの電話使ってくれるんなら割引させたるで!」的な話なわけで、
そのため、おうち割を適用するにはNURO光を契約するだけでなく「NURO 光でんわ」も契約することが条件となります。ちょっとオプション商法を匂わせる部分もありますが、これは決して悪い条件でないことは後述します。
②最強のWi-Fi環境が手に入る
NURO光で有名なのは「最大2Gbps」という通常の倍の通信速度ですが、実は本当に重要なのはそこじゃなく、最強の無線LAN(Wi-Fi)環境が構築できるところです。
通常の光回線だとホームゲートウェイ(ONU)と呼ばれるNTT管理の機器と、プロバイダのルーターを使用するわけですが、NURO光はNTTでなく自前のONUを備えており、しかもそのONUが有線/無線LAN(Wi-Fi)ルーター機能を統合したユニットなんですが、これが無線LAN(Wi-Fi)で最大1.3Gbpsの速度が出せるシロモノなんです。
ここでのポイントは「統合ユニットのWi-Fiが最大1.3Gbpsに対応してる」ってところ。
市販のルーターの中にはもっと高性能な「1733Mbps(1.7Gbps)対応!」なんてのもあるにはあります。
しかし実際のところONUに外部ルーターを追加するとなると、どうしても有線LANポートを経由しなければならず、有線LANポートを通すと大体が1Gbpsまでに制限されるので、どれだけ高性能なルーターを買おうが1Gbpsを超えることは実質不可能なわけです。
つまりWi-Fiで1Gbps以上を実現するには「1Gbps以上の回線」に加えて、「1Gbps以上に対応したポートを持つルーターとONU」という業務レベルの機器が必要なのですが、NURO光なら市販のルーターを経由せずとも、ONUから直接Wi-Fiを飛ばせるため、1Gbpsを超える「最大1.3Gbps」という性能を実現できるわけです。
もちろん1.3Gbpsというのは理論値なので確実にこの速度が出るわけではありませんが、元が2Gbpsの光回線に加え最大1.3Gbpsの無線LANともなるとかなり回線に余裕が生まれますので、通常の光回線のWi-Fiより確実に速く安定します。
これからの世の中、WI-Fi機器はさらに多くなっていくことは確実なので、何十台と繋げても無線が安定しやすいNURO光はこの点でかなりのアドバンテージがあると思います。
③ソフトバンク光より料金が安い
割引が効いたり回線が速くても、そもそも基本料金が高いのでは?と思われるかもしれませんが、これが逆にソフトバンク光よりも安いんですよね。。
■月額料金比較
NURO光 | ソフトバンク光 | |
戸建て | 4,743円 | 5,200円 |
マンション | 1,900~2,500円 | 3,800円 |
そもそもNURO光というのは「ダークファイバー」と呼ばれる「他で使われていない帯域」を利用した光回線なので、その分「速度が出るのに利用料が安い」という相反する用件を可能にしています(実際速度に関してはGPONという新技術を使用しているからなのですが、ややこしくなるので割愛)
ちなみにここでの「NURO 光 for マンション」については、マンション自体が導入していることが前提であり、更に契約人数にもよって料金も変動します。契約人数が多いほど安くなりますが、それだけ回線を分け合うことになるため、NURO光の強みが生かせません。(そもそもマンションとして一からNURO光を導入するのがハードル高い)
おすすめなのは、マンション内に専用回線を引っ張ってしまうことです。NURO光は1世帯からでも2Gbpsの専用回線を引っ張れますので、戸建ての料金にはなりますが、実際のNURO光の強みとコスパを考えるとマンションタイプよりもおすすめです。
オプション料金を加えた本当の料金は?
ソフトバンク光の場合、ルーターのレンタル料、Wi-Fiマルチパック、光でんわ合わせて光セットオプションが月500円かかります。これは半ば強制オプションです。
なので、例えばソフトバンクの戸建て(ファミリータイプ)なら、
5200円+500円+税で月額6,270円となります。
NURO光の場合、基本料金内にONUのレンタル料も、Wi-Fi使用料も含んでいます。つまりこの部分でのオプション料金は無料ですが1点、光回線割引を受けるためにはNURO光でんわを付ける必要があります。これが月500円。
なので、NURO光の同じく戸建てなら、
4743円+500円+税で月額5,767円になります。
よって最低限のオプション含めの価格でもNURO光の方が安くなります。それでいてNURO光はソフトバンク光のように外部ルーター追加しなくても速度が速く安定する高性能ユニットが使えるんですから、かなりお得と言えるんじゃないでしょうか。
④未だにキャッシュバックが手厚い
月額料金だけでもソフトバンク光より安いですが、さらに導入工事費が実質無料になるのに加え、下記の公式ページからの申し込みでキャッシュバック&割引までされます。
NURO光が始まってしばらく経つとは言え、まだまだ知名度も浅いですし徐々に使用可能エリアも広がっているところなので、拡大路線を続けている間はこういう手厚いキャッシュバックは続くと思います。
以上を持ちまして、結論。
ソフトバンクユーザーなら光回線はNURO光が鉄板です。
お読みいただきありがとうございました。
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