赤ちゃん用品で購入したものの中で、比較的高額だったものを紹介します。
赤ちゃん用品というものはもう完全に「赤ちゃん専用」として作られているため、ほとんど生まれて初めて買うものばかり。これまでの経験が生かせず、どんなものか検討も付かない。しかもなんかやたら高いし!
これ全部持ち出してたら破産してたと思いますが、幸い日本の【出産祝い】という非常にありがたい風習のおかげでかなり助かりました。特に一人目は細々したものから何から物入りになりますのでね。。
そんなわけで高い買い物だけになるべく失敗はしたくない人、或いは出産祝いの参考としても我が家で購入した赤ちゃん用品をご覧ください。
目次
抱っこ紐
抱っこ紐自体は2歳頃になるとほとんど使わなくなる(重い&歩きたがる&嫌がる)ので1つでもいいと思いますが、成長に合わせた用途違いのものも持ってると何かと便利です。
ウチが買ったのはエルゴとベビミ(Baby&Me)の2つ。エルゴは新生児~腰据わり(8カ月頃)まで使用し、その後はベビミに切り替えました。
個人的に抱っこ紐は高くてもできるだけ良いモノを買ったほうが良いと思います。子育てしてると眼鏡の次に身体の一部になりますし、命に直結するものでもあるので。
エルゴベビー エルゴ アダプト(ADAPT)
新生児から腰が据わるまでは定番のエルゴにめちゃお世話になりました。
特筆すべきは新生児の首すわり前から付属品なしで使えることと、クロス装着が出来ること。
クロス装着は付け方が結構難しくて、一人で付けるのはかなりコツと経験が必要なんですが、そのホールド力たるや抜群で、お腹の中にもう一度戻った感覚になれます(赤ちゃん談)
でもやってる人少ないですよね。。個人的に見たことないです。
転落防止ベルトも付いてますが、かがんでもビクともしないのでヒヤリハットは一度も無かったです。それでいて赤ちゃんが苦しがる様子もない。世界中で定番になるのもわかるなってくらい細部まで丁寧に作り込まれて、安っぽいところが一切無いです。
安心感なのか諦めに近いのか、どんなにグズっていても、一発で( ˘ω˘)スヤァとなる最強の寝かしつけ用具でもあります。夜中どうしても泣いちゃって寝ない時はエルゴ付けて深夜の散歩に行ったりもしました。
難点は前述通り付けずらいってとこと、体重が増えてくると肩に食い込んで結構痛くなってくること。あと密着率が半端ないので夏場だとめちゃ暑い。
まぁ0歳頃は密着してないと転落の危険があるので仕方ないんですがね。自分が買ったメッシュタイプのものだと夏場でも通気性良くて多少マシになるのでおすすめです。
また、当時はエルゴの弱点として赤ちゃんの太もも部分が圧迫される(実際使ってる身からしたらそんなことなかったですが)とよく言われてましたが、最新型のOMNI360シリーズだと太ももが当たる部分がえぐれてて更に快適になってるようです。こっちのが前向き抱っこもやりやすそうですね。
ベビーアンドミー(BABY&Me)ヒップシートキャリア
1歳すぎからはベビミをメインに使用するように。最初嫁が買ってきた時は「なんでエルゴあるのにまた買ってきてんの!」と戦争が勃発しましたが、使うにつれ逆に「もうエルゴとか使ってらんないな。。」と寝返りました。
特筆すべきはその着脱のしやすさ、ヒップシートの便利さです。エルゴは肩の後ろに手を回してよいしょぉ~と肩の関節外れそうになりながらやってたんですが、ベビミはヒップシートに座らせて肩ベルト通して締めるだけ!めちゃ簡単!
1歳にもなると歩くと抱っこの繰り返しでイチイチ着脱するのも億劫になるんですが、ベビミなら着た(?)ままの状態で上からヒップシートに座らせることができるので重宝しました。
背負子(しょいこ)ってわかりますかね?二宮金次郎が薪運ぶのに背負ってる奴。あれをお腹にくっ付けたようなイメージです。
抱っこをせがんだらそのまま座らせて、歩きたいとなればすぐ降ろすといった風に、抱っこ紐というか、抱っこ補助な感じで使ってました。
エルゴはわりと肩に負担がかかるんですが、こちらは背筋と腹筋で支えるので、2歳ごろ体重が10kgくらいになっても楽に抱っこできるのもよかったです。ダイエットにも多少の効果があるかも。。
難点とすればヒップシートの分嵩張るので持ち運び&収納がし辛い。特にベビーカーや電動自転車に載せ辛いので、自分はずっとつけっぱで外出してました。知らない人が見れば何アレ?となってたでしょうね。
あとは男子限定の悩みだと思うんですが、抱っこしたまま電車に座ったりするとチ〇コが押し潰されそうになります。なので常に持ち上げて少し浮かせるという涙ぐましいことをやってました。
ちなみにベビミは現在アマゾンや楽天では買えず、直営店か直販ショップのみでの販売となっています。なんでかは。。知らない。
ヒップシート型抱っこ紐では下記のPOGNAE (ポグネー)もかなり有名なのでオススメ。
ベビーベッド他寝具類
「買わなくてよかったベビー用品」で常に上位にランキングされてるベビーベッド。
口コミとか見ると「場所を取る」「全然寝てくれない」とかあるので、買うのちょっと迷ったんですが、最終的に使い方を考えればかなり役立ったのでスペースがあればあった方が良いと個人的には思います。
カトージ(Katoji)ミニベビーベッドハイタイプ
ベビーベッドってサイズが2種類あるんですが、通常サイズ(120×70cm)だとかなりでかいので、ミニサイズ(90×60cm)で十分だと思います。ミニでも赤ちゃんサイズからすると十分でかい。
最初は上の子が生まれる前に購入して寝室に置きましたが、全然寝てくれないし、夜泣きのたびに立ち上がってベッドから降ろすのが大変だったのですぐに物置と化してしまいました。
買わんでよかったと言う人が多いのもわかるわ・・と思ってその後も使ってなかったのですが、2人目が生まれる際に「寝室で使うのでなく、リビングで使う」という発想の転換により劇的に役立つようになりました。
日中でも安心して寝かせておけるし、おむつ替えも着替えもさせやすい。下のスペースにおむつやおしり拭きもまとめてしまって置けるので部屋もスッキリします。
何より上の子の魔の手から守れる!これ重要です。(それでもたまに乗り越えていきますが)
ベビーベッドについてはレンタルという手もあるのですが、大体1年使えば割高になったりするので買った方が安上がりだと思います。2人目生まれたらまた使えるし。
何だかんだで「パーソナルスペースを作れる」系の家具は用途の幅が広いため、長いスパンで役立ちます。
DockATot(ドッカトット)
2人目が生まれた際にベビーベッドはリビングに持って行ったので、変わりに寝室でのベッド替わりにしたのがドッカトットです。
友達が使っててめちゃいいらしい!という嫁の要望により購入しました。
あまり馴染みないので最初は「何これ?ゴムボート?」と思ったのですが、後述する「抱っこふとん(トッポンチーノ)に抱き枕を巻き付けた」ような「移動式ベビーベッド」です。なので底面のチャックを開けるとトッポンチーノが入ってます。
簡単に持ち運びできるので外出時でも使えるとかありますが、結構でかいのでどう考えても外に持っていく気にはなりませんw
HPでスタイリッシュな外国人がカバンに入れて持ってるの見るとちょっと笑っちゃいます。
元々はリビングに置いてたのですが、上の子の格好の餌食になってしまうので結局うちらが寝ているベッドに置いて就寝時に使ってます。防御壁があるので落っこちる心配がないし、そこそこ弾力があり固めなので意外と窒息の心配も無いです(窒息に関しては沈み込むような柔らかい素材の方が危険)結果、添い寝スタイルの我が家にはピッタリでした。
汚しやすいのでシーツをかけたいところですが、通気性が悪くなるのでかけられません。ただ、カバーと本体クッションは分離できて全部洗濯機で洗えますし、物はかなり良いものなので何度洗濯してもヘタれません。マットは手洗い推奨なのに洗濯機に放り込んでますけど、買った当初からまったく型崩れも無いのはスゲーなと思います。
ただし、胎内を再現とか言われるわりには個人的に寝かしつけに関してはそこまでの効果は無いです。寝ない時は寝ないし。寝返りを覚えてからはすぐ乗り越えて行こうとするし。だからあまりその点は期待しない方がいいですね。
意外なところでは上の子(2歳)が体がすっぽり収まるのが面白いのか、よく先に占拠されてそのまま寝てしまっていることがあります。いいからどけよ。
難点はとにかく高っけぇこと。替え用のカバーや後付けのアーチなんかもありますが、これがまた高いんですわ。当初意外と安いなと思ったらカバーの値段だったというね。まぁカバーは洗濯すればいいし、アーチはいらんので本体だけで十分と思います。
ベビーベッドだと寝ないし世話が大変だけど、沿い寝するもちょっと不安だな~って方にはおすすめです。
ジョリーメゾンのトッポンチーノ
またこれも馴染み無かったんですが、トッポンチーノとはいわゆる「イタリア式抱っこ布団の概念」みたいな意味で、簡単に言うと楕円形の赤ちゃん布団のことです。
うちは会社の出産祝いでもらったので「とにかく一番良いもの」と、このジョリーメゾンのにしましたが、確かにフルオーガニックだけあって洗濯機に突っ込んで洗濯しても全くヘタれないのはすごいと思います。
ただトッポンチーノって両親と自分の匂いを染み込ませるものらしいので、洗濯していいのか?とちょっと思いますが。
あとパッケージ箱がめちゃめちゃかわいいので、贈り物にすると喜ばれること請け合い。うちではおもちゃ箱として使ってますw
難点としては首が据わってない頃でも確かに抱っこしやすいですが、逆に体に触れない分コロコロっと落としそうにもなるので結構気を使います。うちは結局抱っこの時は使わず、リビング等で昼寝する際の敷き布団代わりにしてました。堅すぎず柔らかすぎず、ちょうど良い感じです。
作りとしては単純なものなので、正直クッションや座布団でもいいような気もします。ニトリにも同じようなのが売ってますし。そもそもイタリアではトッポンチーノはママが手作りするのが普通らしいですからね。
ファルスカ farska スクロールチェア
オシャレ系の赤ちゃん用品を扱ってるDADWAYなんかに行けば必ず見かけるファルスカのスクロールチェアです。
バウンサーとして使えるほか、変形して子ども椅子にもできる!とのことでこりゃいいものだ!と思ったのですが、正直なところあまり使ってません。
まずバウンサーとしてですが、沈み込まないハンモックみたいなものなので、一応ベルトが付いているとは言え、3カ月頃にもなると体がはみ出し気味になり、わちゃわちゃ動いてコロっと転げ落ちそうでハラハラします。頭部分の枕とかほとんど意味ねぇし。
また、離乳食が始まる頃にはテーブルチェアとして一時期使ってたんですが、うちの子は食事中もじっとしていられない性格だったため、結局膝の上に乗っけてたりでもう置いてる意味ねーじゃん!となりました。
しかもその後引越してテーブル生活から地べた生活になったためそのままほとんど使わず。。
モノとしては頑丈ですし、変形も六角レンチだけで組み立て直せるのでよく出来ているなと思いますが、組立て直すのがとにかく面倒だし。残念ながらうちのライフスタイルには合わなかったというところです。
ちなみに結局バウンサーはこのフィッシャープライスを買い直して使ってました。洗濯物干す時とかにちょっと寝かせるには、やっぱこれくらい軽くて片手でも持ち運びしやすい方が使えます。
ちなみにバウンサーに本気で寝かしつけを求めるなら、何だかんだで「ネムリラ」が最強だと思います。誰に聞いても言われますし。
ただ、もううちではファルスカを買ってしまった後で、また場所も取るものを買ってもな。。ということで断念しました。あとめちゃめちゃ高いんですよねネムリラ。支払いのこと考えるとこっちが眠れなくなりそうです。
チャイルドシート
うちは車を所有してませんので、たまのお出かけにはレンタカーかタイムズのカーシェアを使ってるんですが、カーシェアだとチャイルドシートが付いてないので自前で用意してます。
都会だと車は必要無いとは言われますが、実際子どもが出来るとやっぱ便利なんすよね。家から駅まで歩いて電車乗ってまた歩いて。これを荷物持ちながらだと帰る頃にはもううちら夫婦2歳くらい老けますから。
リーマン チャイルドシート カイナS
チャイルドシートも高いものから安いものまでピンキリですが、口コミ評価が高くて価格が安く、7歳まで使えるということでリーマンのにしました。
子どもの安全を守るものに対して価格が安いもの、というのはちょっと不安でしたが、全然しっかりしてて何の不満もありません。逆に5万とかするのってこれ以上何が付いてんの?
生後3カ月頃から使ってますが、実際載せてみても居心地良さそうに大人しくしててくれるし、何なら家に置いて使ってない時も勝手に座って遊んでたりするくらい気に入ってます。
上の子(2歳)は最近ベビーカーのベルトを自分で付け外す知恵も付けてきたのですが、このベルトボタンはむちゃ硬いので2歳児如きの腕力ではビクともしません。走行中に自分で取り外す心配が無いので安心できます。
また、高い奴ってとにかくでかくて重いので、自家用車の方ならともかく自分みたいにカーシェアで付けたり外したりする人は困るんですが、これは余裕で持って歩けるくらい軽いし、横幅がスリムなので2台取り付けても後部座席に余裕ができる。
取り付けも簡単で慣れれば15秒くらいでできます。
2人目はまだ車に載せてないので買ってないですが、次買うのもこれでいいかなと思います。
まとめ
一つの例ですがうちではこんなもん買いましたよってことで。参考にしてもらえれば幸いです。長々とありがとうございました。
今回紹介したものはほとんど出産祝いで貰ったものですが、子ども用品って安くない買い物も多いし、最近はデザイン性が良いものが色々ありますので、贈る方は何が欲しいかちゃんと聞いてからの方が喜ばれると思います。
貰う方や買う時は、どちらか任せにせず夫婦きっちり話し合って買った方が良いと思います。でないと後で絶対モメます。(ファルスカはマジでモメた)
ちなみに今回紹介したものをまとめてて思ったんですが、自分の幼少時ってこれら全部使ったことないです。。抱っこ紐とか昔はおんぶ紐でしたし、ベビーベッドなんて無かったのでそこらへんに転がされて寝てたような。。
まぁそんな感じでも子どもはちゃんと育つので、そこまで気合入れなくてもいいと個人的には思います。気楽に行きましょう。
でわでわ。
コメント