【機材紹介】ZOOM UF-01 Ultra fuzz(FUZZ/エフェクター)

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その昔ファズファクが欲しくても買えなかった貧乏ミュージシャン達を哀れに思った天下のZOOM様が出してくれた廉価ながらに発振可能なファズ。
何でも今ではプレミアが付いて半ば伝説化してるらしい。

買うまでZOOM製だって気づかないくらい堅牢でクールなボディ。見た目そのままにかなりがっちりしてて持つとずしっと重みがくる。
自分はこれの発振部分以前の歪みがいたく気に入ってちょっと過激な音が欲しい時はこれ使ってました。

例えばニルヴァーナなんかのグランジ系のジャリっとした感じに非常に近いと思う。きっちりと音の太さも良い感じに残るし、BOSSのDS系でローが抜けるのを補った感じかな。逆にマフ系の轟音ローまではできないけどね。

コントロールはファズファクより多い(!)6つでGAIN/GATE/COLOR/RESO/TONE/LEVEL。
発振に関してはまずCOLORでファズ音色を調整できるわけだけど、これとRESOでコントロールする感じ。
一度発振させるとギター側のボリュームやトーンにも反応するしPUを切り替えても発振具合が変わったりして面白い。ほんと延々と遊べるんでこれで何時間分スタジオ代を無駄にしたことか…w

ある程度出力があるPUの方が発振しやすいみたい。歪みを更に足すとカオス空間へGO。
自分は発振とスイッチングを使ってクラフトワークみたいな事してたり、インプロ部分で何も考えずに気の赴くまま使ったりしてました。

思わぬ音が出たりするんで非常に効果的だけど、逆に決め打ちフレーズに使うには相当困難。
その日の機材の調子でコロっと変わるからね。

このペダル全般の特徴として「素直」であるということ。特攻の拓で例えるならファズファクは武丸サンでこっちはマー坊みたいな?よく考えられてるなっていう現代的なファズ。

ゲートはファズファクみたいにガラッとカラーを変えたりすることは出来なくて、単にノイズゲートって感じ。でもこれでプチプチサウンドも作れる。
TONEがあるから音色決めもやりやすいし、ファズファク使った事ある人でもこっちのが好みって人も多いんじゃないだろか。

歌モノに使いやすいしバンプの増川や布袋が使ってんのも分る気がする。わかりやすい。暴れない。安定性を求めるならファズファクより良いものです。

ただし創造的なサウンドを作ろうとするものではないかもしれん。発振ってようは強烈なノイズとかSE的に使おうとするもんであるので、それを考えると素直すぎるのも考えものかなっていう。

発振の音の太さはファズファクと比べるとダンチ。正直ここは勝負にならないので、使えるファズ+発振はおまけ程度に考えた方が幸せになれるかも。

まぁ何より当時は安かったからねw
ファズファクが7万くらいしてた時代にこれ7000円くらいだったからそりゃ衝撃的だったわ。
まぁ今ならもっといいものありそうだけど(*´Д`)

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