She’s a Rainbowのピアノはおもちゃのピアノで弾かれている、という記憶の謎

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ローリングストーンズの楽曲に「She’s a Rainbow」という曲がある。

曲名だけ聞いてもピンとこないかもしれないが、このピアノのイントロを聞けばああ、あれか、となる人も多いことだろう。

CMで昔から何度も使われているし、最近でもDior(ディオール)のCMで使われている。

日本人にはローリングストーンズの曲としては結構馴染み深いかもしれない。

ただあまりにもストーンズのイメージとは異質な曲なためストーンズだと知らないままの人も多いのではないだろうか。

この曲が収録されているサタニック・マジェスティーズは、ビートルズのサージェントペパーズに思いっきり追随したようなアルバムなので、生粋のストーンズファンからしたらあまり面白く無い、正直話題にも出したくないアルバムかもしれない。

ただこの「She’s a Rainbow」はブライアンジョーンズが弾くメロトロンであったり、ジョンジーが編曲する美しくも妙なストリングスだったり、サイケでありながらストーンズらしいブルースやポップな要素も入っていたりする名曲に仕上がっている。

1967年と言えばストーンズ連中が麻薬所持で一斉検挙された頃であり、ブライアンジョーンズなどは完全に精神的におかしくなっていた時期ではあるが、言い方は悪いが頭がおかしい連中が生み出す音楽というものはどこか人間離れしている部分があり、ある意味人間はそこまでしないと神の領域までは辿りつけないんだろなぁともちょっと思ったりする。

で、前置きが長くなったが、今回この曲について長年思うことが、She’s a Rainbowのあの印象的なピアノは『ミックジャガーが愛娘に買ったおもちゃのピアノで弾かれている』という謎の記憶のことである。

この記憶についてはいつからあるかハッキリしないのだが、何らかのインタビュー記事だか、どこぞの評論だかで書かれていたことは何故だか長年ハッキリしている。

このことを知ってからというもの、「いつか自分に娘が生まれたらそのピアノをプレゼントしよう」というのが自分自身の1つの夢だった。自分の娘がストーンズと同じ音を出している、感動この上ないことは想像に堅く無い。

実際その後娘が生まれ、そろそろ2歳になるので「そろそろあの夢を実現する時がきた」とばかりにそのピアノの情報をネットで探してみたのだが、これが一向に見つからない。

それもそのはず、She’s a Rainbowのピアノはニッキー・ホプキンスが普通のピアノで弾いているものであり、おもちゃのピアノで弾かれているなどという事実はどこにも存在しない。

何となく「ああ、そういえばちょっとチープな音だしおもちゃで弾くとかストーンズならやりそうだな」みたく納得はしていたが、よくよく思うとおもちゃのピアノであの中低音までは出ないだろうし、鍵盤の数も足り無い。そもそもが1967年におもちゃのピアノ自体あったのか疑問ではある。

じゃあこの記憶は何だったのだろうか?

何か他の曲でおもちゃのピアノで弾かれているものがあり、それと記憶が混同されてしまったのだろうか?

真相は未だ謎のままである。

誰か知ってたら教えてください。

ちなみにShe’s a Rainbowのイントロだけなら2オクターブ(24鍵盤)あれば弾けるので、おもちゃのピアノでも演奏できそうである。真相はどうであれ、いつかはこのピアノと一緒に娘とストーンズをセッションできる日がくればいいなと思った。そんな次第である。

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