SoundPEATSの首掛けワイヤレスヘッドセットを買ったのでレビュー、いいぞ~コレ

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どうもヨシローです。

わたくし、普段自宅PCではSONYのMDR-CD900STってヘッドホンを使ってます。

業務用ヘッドホンだけあってめちゃいい音ですし、何よりギター弾く時はこれじゃないと話にならないので使ってますが、普段用途としては音がフラットすぎて疲れるし、付け心地も良いとは言えないし(もう慣れてますが)、有線ケーブルなのでどうしても取り回しがおっくうになります。

イヤーパッドもボロボロ

後、リモートで使用する際はどうしても「ヘッドホンしてますねん!」感がバリバリ出てしまうんですよね。みんな気軽にやってんのに、何でお前だけそんな本気なん?的な。

あと髪もぺっしゃんこになるし。天パなので何気にこれが一番の死活問題かもしれません。翌朝の髪型がヘッドホンの形になってたりする。

てなわけで、昨今のリモートブームを機に、オンライン飲み会用のもうちょっと取扱いしやすいワイヤレスのヘッドセットを買うことにしました。

PCやスマホでリモート会議やオンライン飲み会する時に使おうとしてる方は参考にしてみてください。

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ワイヤレスヘッドセットを買おう

思えばワイヤレスのイヤホンって初めて買いますわ。iPhoneのは高いし、落として無くすのが目に見えてるのでずっと有線の使ってますし。

そんなわけで下記条件で色々探してみました。

譲れない願い

  • ワイヤレス(必須)
  • リモコン付き(通話ON/OFFや音量変更はしたい)
  • マイク付き(電話やリモート用)
  • 外で使えるもの(落としにくいもの)
  • 音質(正直まぁ、、そこまで求めない)
  • 安いの(数万するのとかムリムリ)

で、実際購入したのはこちら。SoundPEATS(サウンドピーツ) ってブランドのワイヤレスヘッドセットです。

これ、最近にわかに流行ってる首掛け(ネックバンド)型のヘッドセットです。

イヤホン同士が有線になっていて、首後ろに掛けて使うタイプですね。使わない時は外して首に掛けたままネックレスみたいにできます。

これ見た時正にこれやんと思いました。

しかもこれむちゃ安くてですね、千円台でありました。安すぎて逆に不安です。大丈夫なんかな、、iPhoneのなんて数万するでしょ?それくらいするもんじゃないの?

サイトの会社概要見てもどこの国のブランドなのかわからないですが、まぁ、99%中華ブランドでしょう。まぁ使えればどこが作ってようが関係ないですけど。

これより開封儀式を行う

Amazonさんより速攻届いたので早速開けてみます。



思ったよりしっかりとした収納ケースに入ってますね。カッコいい。

さて、中身は、、



なんじゃこれ!?

イヤホン部分のスペアでしょうか?色々とどっさり入ってます。

取扱説明書に内容物が載ってました。

・イヤーフック×6(サイズS/M/Lが各1組)
・カラビナ×1
・コードクリップ×1
・イヤーピース×10(サイズ違い5つ×2)
・USB充電ケーブル(10cm)
・収納バッグ

めちゃめちゃ入っとるな!

確かに耳のサイズは人それぞれとは言えサービス良すぎやろ、、

本体のヘッドセットはこんな感じです。

首にかける部分はシリコン製でかなりしなやか。ぐるっと2周ぐらい曲げても折れずに元の形に戻ります。変に癖が付く事も無さそうですし、がんばればズボンのポケットにも入れられます。

イヤホン部分は耳に引っ掛けるイヤーフック付き。ちゃんと耳の形状に収まるように出来てるので、単に耳に突っ込むだけよりかなりガッチリと安定します。頭振ってもビクともしない。このイヤホンやフックは前述通りサイズ違いのスペアが入ってるので汚れても交換可能。

またこれ、イヤホンの裏側にマグネットが仕込んであるので、近づけると上図のようにカチッとくっ付きます。これのおかげでバラバラとして線が絡まないし良いアイデアですねー。

リモコンのコントロールボタンは再生とボリュームのみと、iPhone純正イヤホンと同じですね。

カチカチ音のうるささはiPhoneイヤホンと同じくらいです。ちなみに曲送りはiPhoneイヤホンのダブルクリックと違って音量ボタン長押しです。iPhoneのも長押しにしてくれんかなー。あれ静かなとこだとカチカチ結構うるさいんですよね。カチカチ、、カチカチカチッ!(前の曲に戻す音)

もちろんスマホの通話コントロールも可能で、電話に出たり切ったり着信拒否したりできます。SiriやGoogleも呼び出せますよ。使わんけど。

電源ON時は見えにくいですがLEDランプが青く光ります。もう1つの穴は音声マイク。

リモコンの横には充電用のUSB端子があり、ここにUSBケーブルを直接繋いで充電します。

イヤホン部のみの製品と違い、充電のためわざわざケースに入れる必要が無いのはいいですね。ちなみに開封時から充電はされてるのですぐ使えました。

そういえばワイヤレスって充電しなきゃいけないのがちょっとネックなんですが、このヘッドセットは一度充電すると30時間連続再生可能と、とんでもなく電池持ちが良いんです。逆に充電しなきゃいけないことを忘れそう。

一応残量が少なくなると赤点滅しますが、普段付けてる時はリモコン部は見えないポジションにあるので気付けるか不安。。まぁたまに思い立ったら充電するくらいでほぼ問題ないと思います。

スマホやパソコンと接続(ペアリング)する

使用時にはPCやスマホとBluetooth接続するわけですが、それぞれの方法を簡単に紹介します。

スマホ(iPhone)とペアリングする

iPhoneの場合はもう簡単で、設定>Bluetoothを開いてヘッドセットの電源をONにすれば電波を拾いますので、あとはそれをタップするだけで接続(ペアリング)できます。

ただし他のPC等デバイスでペアリング済みの場合、同時接続はできないので、一旦接続を切る必要があります。逆も然りでスマホでペアリング済みの場合PC等他デバイスではペアリングできません。iPhoneの場合はBluetoothをオフにするか、接続済み右のアイコンをタップして接続を解除(デバイスの削除でも問題無いです)してください。

パソコンとペアリングする

パソコンの場合もBluetoothアダプタが内蔵されている場合は簡単です。

Windows10の場合スタートボタンから設定>デバイスを開き、「Bluetooth」を選択すると機器の検索が始まるので、ヘッドセットの電源を入れて表示されたらペアリングボタンをクリックして完了。

一度ペアリングすれば次からはパソコンを立ち上げてヘッドセットの電源入れるだけで自動ペアリングされます。

ただ、うちのデスクトップパソコンは自作のためBluetoothアダプタ未搭載なので、別売りのBluetoothアダプタを増設する必要があります。これがさらにサポート終了したWindows7を使っているため、接続にかなり苦戦しました。

※この時の苦闘の歴史についてはこちらの記事をご参考ください。

Windows7のくせにBluetoothアダプタを増設したら色々めんどくさかった話
最近ヘッドセットを購入したのですが、Bluetooth接続のワイヤレスタイプのためパソコン側にBluetoothの受信機が必要になりました。 うちのパソコンは自作なので、もちろんそんなものは付いてません。なのでBluetoothアダプタ(受信子機)を増設しました。

テレビやオーディオ機器とも接続できる

とまぁ上記までは普通の使い方ですが、実はBluetoothに対応していないテレビや古いオーディオ機器(いわゆるアナログ音声)でも、下記のようなBluetoothトランスミッターを使えばワイヤレスヘッドセットが使用できるようになります。

原理的にはイヤホン端子からの音声をBluetooth(無線)に変換して飛ばしてるだけなので、テレビやオーディオ機器の他、古いパソコン、音響ミキサー、iPodやラジカセでもイヤホン端子があるものならワイヤレス化が可能です。

受信機としてはちょっとお高いのですが、、実はこれ「音声遅延(レイテンシー)がほぼ無い」というめちゃデカいメリットがあるんですよね。

前述のBluetoothアダプタだと、どうしてもコンマ数秒の遅延が発生しますので、ギターを弾くには使えないし(そもそもミキサーに繫げられない)ゲームで使う場合はFPSや格ゲーだと音がコンマ数秒遅れるだけで致命的なので、トランスミッターで繫げた方が良いと思います。

実際の使用感レビュー

前置きが長くなりましたが実際の使用感をレビューしていきます。

ワイヤレス×首掛けは自由になれすぎる

最近のワイヤレスイヤホンと言えばiPhoneのみたくイヤホン部だけのものが主流ですが、あれだと落としたら終わりそうだし、ポケットやかばんに入れてたらすぐ無くしそうで怖いんですね。

これはイヤホン同士が有線で連結されてて、首に掛けて固定できるので、ヘドバンしようが激しい運動しようが落とす心配がありません。

ケーブルは首後ろに回るので邪魔にならないし、使わない時はイヤホンを外すだけで首に掛けたままにできるので、いちいちポケットやケースに入れたりしなくてもいい。

家で使ってる際も、ちょっと立ち上がってトイレに行く時もいちいち外さなくていいし、音声も流しっぱに出来るのがほんと便利。

自由って…いいよね。

ちなみにアダプタの性能もあると思いますが、部屋内はもちろん、ドア向こうの廊下や壁挟んだトイレ、ベランダくらいまでの半径5mくらいは使えました。それより離れるとプツプツ音が切れだすって感じです。

スペック上は10mまで行けるはずですが、あくまで障害物が何もない場合のようですね。というか10m何もない部屋なんてないやろっていう。お坊ちゃま君家のトイレかよ。

音質は予想以上に良かった

ヘッドセットに音質は全然期待してなかったんですけど、全然聴ける音ですね。

特に音の分離が凄く良くて、MDR-CD900STでも聴こえてこなかった音がハッキリ聴こえるのには驚きました。定位もしっかりしてて奥行きもあるし、音に広がりがあります。

最初聴いた時はiPhoneで使ってるApple純正のイヤホンより若干悪いかな?とも思いましたが、そもそもがドンシャリ気味に調整されてるようで、普段フラットな音で聴くのに慣れてる自分としてはローがちょっと出すぎミドルレンジが絞られてるのも、こういう味付けなんだなと思えば全然許容範囲です。

ジャンルとしてはEDMやダブステップに合わせたセッティングなのかなーと思います。こういうのだと逆にローがスッキリ聴こえるのでめちゃめちゃ良い音に聴こえます。

Skrillex – Rock n Roll (Will Take You to the Mountain)

Skrillexのこれもう9年前なのかー。。歳とったなー。

ちなみに音質にも拘りたいなら、多少高いですがAKGやSONYもネックバンド型のヘッドセットを出してるのでこっちの方が良いと思います。やっぱガチの音響メーカーが作ってる物は次元が違います。

個人的にこの辺のメーカーにはもっと頑張ってほしいのですが、いかんせん新製品作っても簡単にパクリが横行する現代では厳しいんでしょうかね。今回買っといて何ですが、SoundPEATSもどこまでパクリで構成されてんだか。

操作性や耐久性もいい

リモコン部分の作りはiPhone純正と似てるので、かなり直感的に使用できます。首元なので見えないのですが、長過ぎず短すぎず、ちょうどいいところに収まってるところがグッド。

前述通り曲送りと曲戻しが音量ボタン長押しで出来るので、延々とカチカチしてなくていい。あれ電車の中とかだと意外と響くので気使うんですよねー。

首掛け部分はシリコン製でかなりしなるから折り曲げにも強いし、ちゃんと首の前あたりまでフィットして走っても動かないので掛けてる感がほぼ無く使えます。スポーツ仕様と謳ってるだけによく出来てますね。

この手のヘッドセットだと首掛け部とイヤホンケーブルの結合部の断線が怖いのですが、ケーブルを徐々に覆うように保護されてるので多少乱暴に扱っても大丈夫そうです。この価格帯にしては作り自体がチープに見えないので、結構長持ちしそうな気はします。

デメリットもあるでしょ?

以上、大きな不満点は無いのですが、これはちょっとなぁってところを正直に書いておきます。

音質にこだわりたいなら…

上記のように音は”予想以上に”良かったのですが。。あくまで「3000円台のイヤホンとしては」というレベルなので、ほんとに良い音を期待して聴くと肩透かしを食らいます。

1万円くらいまでのイヤホンならそんなに差は無いでしょうが、2万以上のイヤホンやヘッドホンと比べると流石に「偽者感」がバリバリ出ます。

そもそもがドンシャリ系のイヤホンって、音の悪さを誤魔化すためにやってますからね。ギターも同じなんですが、ハイロー上げてミドル絞ると手軽に良い音に聴こえるんですよ。でも「抜けてこない」「嘘くさい」「軽い」音になります。

特に最近のメタルみたくバキバキのドンシャリ系や、Djent系の曲だと低音が出すぎて邪魔してる感があります。ギターインストなのにベードラの音がムチャうるさくてギターが抜けてこないという(笑)ただそんな特殊な楽曲じゃない、普通の曲を聴く大多数の人にはあまり気にならないとは思いますが。

あとまぁ単純に音が篭り気味です。MP3のビットレートを1段階落としたみたいな音です。ハイハットのシャリシャリ感が悲しいです。

まぁそもそもが圧縮音源で聞いてて何言うとんねんって話にもなりますのでこの辺で、、

あまり外に持っていく気にならない?

家やプライベートの外出時なら首に掛けっぱなしにしてていいんですが、仕事時は流石に付けっぱなしにはしておけないので外すとなると、意外としまうのがめんどくさいんです。

収納ケースは結構でかいので持ち歩きたくないし、スーツ上着くらいの幅広ポケットなら強引に入りますが、ズボンのポケットに入れるのはキツいし、さすがに折れそうで怖い。

そんなことを考えると、やっぱ外で使うのはめんどいなって思いました。有線イヤホンの方が大雑把にポケットにねじ込めるし気が楽。

あと、外でiPhoneに有線繋げるのは落下防止という重要な役割を兼ねてますので。線が無い便利さよりiPhone落下の恐怖の方が勝ります。んじゃそもそもワイヤレスがあかんやんけという話になってきますが。

周りの音が聴こえなさすぎ

これはメリットでもあるのですが、かなりきちっとフィットするカナル型なのに加えノイズキャンセリング機能付きなので、周りの音がほぼ聴こえなくなります

集中して音を聴くにはいいんですが、ノイズキャンセリングの特長として物音は聞こえないのに声は聞こえるので、声掛けられると超ビックリします。

また、これはカナル型全てに言えることで耳にフィットしすぎるせいで体内の雑音がすごく気になる。例えば歯の擦れる音とか、特に咀嚼する際アゴの動く音がものすごくうるさい。セルフASMRしてる気分になってきます。みんな気にならないんでしょうかね?

普段使ってるヘッドフォン(MDR-CD900ST)は密閉型ながら周囲の音はわりと聴こえるので、余計に違和感がすごい。ながら聴きするにはちょっと向かないかなと思います。

まとめ

何だか最後あたりだけ読むとデメリットだらけのように見えますが、作りはしっかりしてるし、これで3千円台だと考えると破格の性能だと思います。桁1個間違えてんじゃないか。

音質は正直イマイチですが、ヘッドセット用途としては音質に拘るよりリモート通話がやりやすいかの方が重要だと思うので、その点だとワイヤレス×首掛けヘッドセットってのはめちゃめちゃ画期的で使いやすいです。身体が自由になるというのがここまで素晴らしいことだったとは。。

なので自分は音楽は今まで通りヘッドホンで、ちょっとYoutubeを見たりリモート飲み会やる時はこのヘッドセットを使ってます。これで音質がもっと良ければ最強なんですが、あんま贅沢言ってもね。お金払ってねって感じ。

では皆様も良きヘッドセットライフを!でわでわ。

おまけ

Bluetoothアダプタが付いてないWindows 7のパソコンで使用予定の方は下記のBluetoothアダプタを増設した時の記事が参考になるかもしれません。

Windows7のくせにBluetoothアダプタを増設したら色々めんどくさかった話
最近ヘッドセットを購入したのですが、Bluetooth接続のワイヤレスタイプのためパソコン側にBluetoothの受信機が必要になりました。 うちのパソコンは自作なので、もちろんそんなものは付いてません。なのでBluetoothアダプタ(受信子機)を増設しました。

あと実は、どうしてもカナル型が慣れなかったので、後々下記の「Anero Z1」という丸型イヤホンタイプのヘッドセットも購入してみましたが、正直音も作りもマジでダメです。マニュアルから何からこれぞTHE中華製!って感じです。むしろこうでなくっちゃ!っていうワクワク感が止まりませんでした。

他のも通常これくらいのレベルかと思うとSoundPEATSって実はすごくしっかりした商品なんだなと思います。

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