【2018年度】世田谷区の認可保育園に入園決定!注意点や知っておいた方がいいこと

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どうも一児の父ヨシローです。

前年生まれた娘も無事4月より認可保育園への入園が決定しました。(というかもう行ってますが)

今年度(平成30年)は会社やママ友周りでも「認可入れたよ」って人が多かったですし、色々整備が進んでいることもありひと昔前より入りやすくなっているような印象があります。一応自分は日本最激戦区と言われる世田谷区民ですが、巷で言われてるほどの悲壮感はなく、わりとあっさりと決まった印象です。

今回は認可保育園申し込みから決定まで、注意点や知っておいた方がいいことや思ったことを備忘録的にまとめときます。

自治体や年度によって色々と違うとは思いますが、これから認可保育園に申し込む予定って人は一例としてご参考ください。

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保活スケジュールについて

hpgruesen / Pixabay

子供が生まれた年の9月ごろに区役所へ出向き、「入園の案内」書類を色々ともらってきました。

入園のご案内 | 世田谷区ホームページ

役所のHPからPDFでダウンロードもできますが、書き込む書類もあったりするし見やすいので最初から紙でもらってきた方がわかりやすいです。

4月入園を逃すと待機児童に?

で、入園案内ですが、この時貰ったのはいわゆる「4月入園の案内」でした。学校とかと同じで保育園も4月が年度始まりですから通常はこれに申し込むわけですね。

んで認可保育園に一番入りやすいのは0歳4月入園なんですよね。

0歳はクラス始まりなので1歳に上がった児童分の枠が丸々空くので入りやすいってことです。これが1歳や2歳クラスとかだと下から上がってくる児童分が最初から埋まっているので結構な激戦区になります。その分枠取ってたり0歳クラスが無いところ(主に区立)もありますが、やはり0歳クラスが一番枠が多いです。

ただ当初は嫁の育児休暇もまだ残ってたし、もう少し大きくなってから入れたい気持ちもあったので最悪落ちて延長すればいいのでは?とも思ってましたが、色々調べるとうちはどうも0歳4月入園を逃すと待機児童になる可能性が非常に高いということに気づきました。

例えばうちは7月生まれだったので入園までは大体上記のようなスケジュールでした。嫁の育児休業は6月末まででしたが、4月入園後慣らし保育を得て4月末に切り上げ復帰することになりました。(ちなみに育休切り上げの場合入園月内に復帰する必要があります。)

ここでもし4月入園できなかったとしたら嫁の育児休業は7月で終わり、その後は延長で半年延びることになってましたが、それでも1月になったら育児休業は終了して勤務復帰しなければなりません。その場合次の4月入園までの間は認可外等に預けて職場復帰することになり。。

そして次の4月入園に申し込む時には激戦区の1歳児クラスになってしまうため、もし入れなかった場合さらに1年待機児童になっていた可能性もありました。というか2歳クラスは最激戦区なのでその後ずっと待機児童になる可能性も高いです。

まぁ区立だと1歳クラスからですし、枠が多少増える所も多いので全く入れないってこともないでしょうが(現に1歳クラスから入れたって友人もいます)もし入れなかったらずっと認可外保育園か、最悪嫁が仕事を辞めるしか無かったかもしれません。

まだよちよち歩きしか出来ない我が子を保育園に預けるのは心苦しいところではありますが、確実に認可保育園に入れたいなら0歳クラスでの4月入園を狙うのが鉄板です。

小耳に挟んだ「わざと認可に落ちる親が増えている」現象

うちも最初そうだったのですが、「認可に落ちると育児休業が延長できる」という制度を利用してワザと認可に落ちる人が増えてるそうです。というのも法改正により2017年10月以降、育児休業については最大2年まで延長されるようになり、0歳入園だと月齢低すぎて心配、もう少し一緒にいたい、今の状態で時短勤務に戻るのはしんどい等々で今すぐ保育園入れなくてもOKという人が増えているというのが現状だそう。
ただし上記のように0歳入園を逃すとその後認可に入るのはかなり難しくなるのであまり軽い気持ちで延長は考えない方が良いと思います。

正直あまり大きな声では言えませんが、待機児童人数の中で望んで待機児童になってる人って実は結構いるのではと思います。

早生まれは保活に不利?

以上のように0歳4月入園が確実なのですが、生まれ月により不利になることもあります。

この入園申し込みは11月末が1次選考の〆切なため、12月~1月生まれだと申し込みできません。そのための2次選考申し込み(2月初頭〆切)がありますが、この場合かなり定員枠が少なくなってしまいます。

そして保育園の最低月齢日数は生後57日(私立)からなので2月~3月生まれだと0歳4月入園できません。1年後の4月入園だと1歳クラスになってしまいますし。

生まれ月によって有利不利があるのもおかしな話ですがこればっかりは仕方ないですね。。

また、出産予定日が1次申し込みギリギリの11月末あたりになる場合は必ず事前に区に申し込み可能か確認しておきましょう。場合によっては出産直後に提出なんてことになるかもしれません。

入園申し込みに必要なもの

入園案内の内容は区全域の保育園案内なんかも同封されているため結構大量です。よくよく読んでいくととりあえずうちでは以下3点の書類を提出すればいいようでした。

  1. 支給認定申請書
  2. 保育所等入園申込書
  3. 勤務証明書

最初は支給認定と入園申し込みが別だってことも知らなかったです。(というか何も知らなかった)認可保育園の仕組みって中々ややこしいですよね。

流れとしては保育認定を区から貰う(そのための勤務証明だったり色々と添付)→OK!ってなれば入りたい保育園に申し込む→入園決定!って流れなんですが、4月入園の場合それを一度にやるみたいな感じです。

早めに出したからと行って選考に有利になることはありませんが、不備があったりするとあわてて再提出の必要があったりするのでできれば余裕を持って提出した方がいいです。

ちなみにうちは提出期限の11月末ギリギリに出しました(オイ

1.支給認定申請書について

認可保育園に入るためにはまず区に「そういう事情ならしょうがないね!保育園入れていいよ!」と認めてもらわないといけません。そのための申請書が支給認定申請書です。

認定されると「3号認定(満3歳未満・保育認定)」となり、その後保育事情が変わらない限り満3歳になると自動的に2号認定になって小学校まで有効です。

ただ認定されたからと言って確実に認可保育園に入れるわけではないです。区からしたら「入っていいよ(入れたらね)」って感じなので、「今度の飲み会行けたら行く」みたいなもんでしょうか(違う)

http://www.city.setagaya.lg.jp/kurashi/103/139/454/d00137040.html

申請用紙は例えば世田谷区ならこういうのです。

1枚綴りなのでちゃちゃっと書けそうですが、一応注意点もあります。

保護者は父母のどちら?

うちがまず悩んだのは保護者を父母どちらにするか?というとこでした。世帯主か収入が多い方なので普通に自分(父)かと思いましたが、基本保育園との連絡や送迎は嫁が行う予定だったので嫁にした方がいいのかな?と。

結局うちは保護者は自分にし、電話番号の①を嫁にして保育園関係の連絡は妻に行くようにしておきました。基本はまぁみんな世帯主でいいみたいですね。

意外な落とし穴「希望保育利用時間」

注意したいのが希望保育利用時間です。

標準時間(11時間)と短時間(8時間)がありますが、これは保育の「最大預かり時間枠」のことであり、各園ごとに何時から何時まで、みたいな感じで決められています。

条件としては父母がどちらも月120時間以上勤務する予定なら標準時間、父母どちらかが36時間~120時間未満の場合短時間、ということになっています。

月120時間とは要は週5で1日6時間以上勤務ですが、「6時間勤務なら短時間(8時間)で十分じゃない?」と思っても、必ず標準時間で申し込んでください。

まず8時間と言っても保護者が勝手に何時からと決められるわけではありません。標準時間の場合は、例えば世田谷区だと開所時間(7:15~18:15)がそのまま預けられる時間になりますが、短時間の場合は保育園ごとに「9時から17時まで」等決められています。

特に認可保育園だと「集団保育をする場」という側面が強いので、「全員が朝9時には来ている」ことを前提に1日のスケジュールを決めており、「うちは特別に10時から18時まででお願いします」というわけには実際いかないわけです。人手も足りない中、個別に対応するのも大変ですしね。

そうなると例えば始業時間が遅い販売系勤務の人だと、9時に預けてそのまま仕事に行きたいのに、実際は8時には預けないといけないとか、逆に8時には預けて仕事行かないと間に合わないのに9時にならないと預けられない等々、勤務時間とマッチしない問題が出てきます。

この点標準時間だと、7:15~9:00までの間に預ければOKなため、例えばいつもは8時半に預けてるけど今日は早めに出たいから8時に預けようとかの融通が利きます。

また、迎えについても標準時間なら保育園の開所時間内(18:15)に迎えに行けばいいところ、短時間だと短時間保育時間を越えた時点で延長保育になります。例えば9:00~17:00なら17時以降は延長保育です。

でも短時間だと保育料金がお安くなるんでしょ?とも思いますが、実は数百円しか違わないので、大体が1時間延長したら標準時間の保育料金を越えます。(延長保育は500円/時くらいかかります)預けてる時間は短いのに、なぜか払う保育料は高くなるという逆転現象が起こるわけです。これはホント謎。

となるとどうなるかと言うと、日々の生活にゆとりが無くなります。朝は決まった時間に行かなきゃいけないし、迎えに遅れることもできません。これ結構キツいです。

育児全般に言えることですが、こういった「すべてが想定通りで何とかギリギリ」みたいな生活をすると、必ずどこかで破綻する日が来ます。可能な限りゆとりを持てるところは持つのが大事です。

今は大丈夫でも、いつ仕事が忙しくなって残業続きになるかもわからないし、急に朝早く預ける必要があるかもしれません。一度短時間にすると途中で標準時間にするのも難しいので、最初から標準時間にしておくのはかなり重要なことです。

微妙に120時間以下の場合でも、区や会社に相談すれば通勤時間や休憩時間等考慮してくれる場合もありますので、是非とも標準時間で申請してください。

というかそもそも短時間保育って保育園にとってもメリットが無いのでそのうち無くなりそうですけどね。

※追記:保育無償化に伴う変更(19年10月~)

今までは認可保育園以外の施設に預ける場合、支給認定申請は不要でしたが、2019年10月からの保育無償化に伴い、認可保育園以外の施設が無償化対象となる場合には「施設等利用給付認定」が必要になります。

ただ無償化自体が3歳以上だけの話ですし、先に「支給認定」は受けてるけど、認可に入れなくて認可外って場合には不要です。

なので今回はあまり関係ないですが、今まで支給認定を受けずに認可外保育園に預けてた人や、「小学校まで家で育児するよ!」って人で預かり保育、病児保育、ファミリーサポート等の施設を利用することはある人は、それらが無償化対象となる3歳以上になると申請が必要ですよってことです。

ちなみに強制ではないので、「ウチは無償化なんていらない!」という人は申請の必要はありません。逆に言うと申請しないと無償化の対象にならないので注意です。

2.保育所等入園申込書について

実質のメインイベント。一番ボリュームがあり最も重要なのがこの用紙です。入園選考の指数(ポイント)もこの用紙の内容次第で決まりますが、正直に書かないと後々退園の可能性もあるので注意。

入園(転園)の申込み (ファクシミリ不可) | 世田谷区ホームページ
各月の申込締切日は入園希望月の前月10日です。(郵送申込および土曜日・日曜日、祝日の場合、申込締切日が異なりますのでご注意ください。)(注意)12月~4月入園の申込締切日は別日程となります。

世田谷区だとこの記入例を参考にしました。

希望する保育所等名

まず重要なのは「希望する保育所等名」

認可保育園は大学受験のように合格した園すべてから選べるわけでなく、希望順で1園のみ決定します。

例えば希望順で③と⑤の保育園が入れます、となっていても、実際は③の所に即決するので、③じゃなくて⑤の所に入るなんてことはできません。もし③を辞退すれば全滅という扱いになります。

なので人気がありそうな所でも諦めず、ほんとに行きたい所から順に何とかがんばれば行けそうな保育園まで全部書いておいた方が良いです。「もうここ以外行かせるつもりは無い!」と第一希望しか書かなかったりするとそこが落ちた時点で終了ですので。

ただ全く行く気の無い所まで書くのはやめましょう。行く気が無いのに通っちゃって断ったりするとそこに入れるはずだった人が入れなかったってことにもなりかねません。

ちなみにうちは第8希望まで書きましたが、別紙を添えれば第30希望まで書けます。(そんなに行けるとこ無いだろうけど)あと一応認可外(認証保育園等)でも書けます。

「受け入れ開始月齢(クラス年齢)を確認のうえ、記入」について

記入例にあるこれ、どういうことかと言うと実は保育所によって「0歳保育開始月齢」が決まっています。
世田谷区なら4月1日入園時点で生後5カ月(区立)もしくは生後57日(私立)に満たないと0歳クラスへは入園できません。
よって1次選考なら問題ありませんが、2次選考(12月生まれ以降)だと区立には入れなかったりするので注意してください。
また、区立だとそもそも0歳児クラスが無い(1歳児クラスから)所が多いので、そういう所に0歳で申し込んでも入園できませんので注意してください。
例えば世田谷区烏山地区ならHPから確認できますが、「0歳保育開始月齢」の列が「*」マークになっている保育園は0歳保育をやっていません。逆に言うと1歳入園しやすいのはこれらの保育園と言えます。

時短勤務のポイント(指数)と注意点

気をつけたいのが4面Ⅱの時短勤務です。大体の会社勤めの人はフルタイム勤務はまず無理なので時短勤務を取得すると思いますが、時短勤務で申し込むと選考ポイントが下がるのでは?と思われがちです。

これなんですが、選考時の点数については時短勤務を取得しても基本は取得前のフルタイム時の指数で計算されます。こちらの問34参照)

勤務日数は変わらず、一日の勤務時間数が減少する場合は、短縮前の日数と時間で選考します。

なぜなら前述通り、夫婦どちらかが時短勤務を取る人がほとんどですし、フルタイムの人を優先して入れちゃうと延長保育だらけになって保育園が潰れるからです。

つまり復帰後、長時間働いた方が有利になるということは無いということです。むしろ定時内に迎えに行けない前提で申し込んだ方が不利になる可能性だってあります。

ただしこの時短勤務の特例措置、自治体によっては微妙に条件があったりします。

例えば世田谷区だと、「週の勤務日数が減少する」場合と「5歳児クラスになっても時短を取得する」場合は時短勤務時間での指数で選考されてしまいます

つまり時短勤務でフルタイムと同等の指数を獲得するには「週5勤務」と「時短勤務は4歳クラスの年度末まで(5歳クラスからはフルタイムに戻る)」という条件を飲む必要があります。

月の勤務時間が同じ120時間(週40時間)でも、週5で6時間勤務はOKだけど、週4で7時間勤務だとポイントが下がるってことです。保育園は基本週5でやってるので、最初から延長保育前提で一日平日休みな人がフルタイムと同じ指数で選考されるのはさすがに不公平ですからね。まぁ週4勤務時短なんて取れる会社ほとんど無いでしょうけど。。

しかしこれ週5はともかくせめて時短は小学校まで認めてくれてもいいのにねぇ。。結局延長保育になって保育士さんの負担が増えるだけだと思うんですが。

ちなみにうちの嫁は小学校までは時短OKと会社に言われていましたが、これにより5歳クラスになったら泣く泣くフルタイムに戻らなくてはなりません。販売系の終業は20時ごろになるので迎えに行けず、延長保育使って自分が迎えに行くしかなさそうです。

ただこれ例えば板橋区だと小学校まで時短OKだったり、条件が自治体によって違うので、時短を小学校までとする会社が増えてくれば今後緩和される可能性もありますが。っていうかしてくれ。

ちなみに保育園入ってから復帰証明書というものを出す必要があるのですが、その内容に時短勤務の取得予定期間の欄があり、最初それを小学校までで提出したところ「5歳クラスまでに修正してくれ」と言われました。申し込み内容と食い違いがあるからってことですね。

ここで「いやいや小学校まで取得できないと困る」となると最悪退園になってしまうので注意してください。

0歳入園だと延長保育は申し込めない?

3面下に延長保育の申し込み欄がありますが、ここで申し込めるのは「1歳以上」で「月ぎめ」で「区立保育園」だけの話です。なので0歳入園の場合はどっちにしろ申し込めません。

ただ私立とかなら入園時に直接延長保育の申し込みを行えますし、うちの行ってる私立保育園のように0歳でもやってくれるとこもあります。ただ0歳延長保育はかなり割高だったりストロー使えないとダメ(延長中は哺乳瓶使えない)とか結構制約があるのであまりアテにしない方がよいかと。

ちなみに延長保育料金は区立の月ぎめだと月に3~4千円ですが、私立だと1時間500円とかなり割高です。その変わり延長時間が2時間(区立だと大体1時間)だったり夕飯代わりにおやつとジュースが出たりします(他のとこで出るかは知りませんが)

3.勤務証明書について

これについては簡単で会社に書いてくださいって提出すればいいだけです。もちろん父母どちらもです。

ただ入園申込書に書いた内容と相違があった場合問い合わせがあったり、最悪再提出の必要があったりするのでできれば即提出しときましょう。のんびりした会社だと中々戻ってこないこともありますし、戻ってきた内容に沿って入園申込書を書けばスムーズにいくのでオススメです。

 

無事認可保育園への入園が決定

結果発表は大体2月過ぎたころでした。

忘れたころにいきなり結果の電話がかかってきますのでかなりビビります。後に郵送にて「この保育園に決まったから面談と健康診断受けに来てくれ」と案内が届きます。

うちが決まったのは第5希望の認可保育園(私立)で駅から20分と結構遠いとこでしたので、正直嫁に決まったと連絡受けた時は嬉しさよりも「どうしよう」「ほんとにここ行くの?」と2人でザワつきました。

でも面談に行ってみると職員さんも予想以上にしっかりした人たちばかり(失礼)でしたし、周辺の環境も良いし、実際行ってからも凄く良くしてもらってるのでほんと良い所に決まったなと今になって思います。というかオムツ持ち帰りしなくていい所で良かった。

駅から遠いのは自転車があれば何とかなるし、ちょっと希望と合わないな・・ってとこでも行ってみれば案外何とかなるもんです。

皆さんのお子さんもいい保育園に決まりますように。

でわでわ

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