庭の雑草に除草剤を撒いたら地獄になった

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どうもこんばんわヨシローです。

最近家回りの雑草がすごいことになってきたので、いい加減駆除することにしました。

ちまちま手で抜いていくのが一番確実であることはわかってるんですが、なるべくなら楽をしたい。正直誰かにやってもらいたい。だるい。でも業者に頼んでやってもらうのはお金がかかる。金は無い。

というわけで除草剤というものを試してみようとした時の備忘録です。

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庭の状況と雑草の種類

どんなもんかと言うとこんな感じでした。庭というか家屋回りの敷地ですが、収まりきらず道路にまでこんちにわしてますね。


季節は春の5月。冬を乗り越えた精鋭たちが一斉に勢力を伸ばした感じです。

半年ほど前に庭の剪定をやってもらった際に草も全部抜いてもらったのですが、それからこんなにも立派に成長しました。ちっちゃいトトロ住んでそう。

ちなみに方角的にこちらは南側で一番日当たりのいいところです。奥の方は庭石撒いてるのにこちらには撒かれてないのでやりたい放題です。地面が見えねぇ。

雑草のメインはヨモギだと思います。花が咲いてる背の高い奴はノゲシ。どちらも実は食べられる野草なのですが、昔ばーちゃんが作ったヨモギ団子が僕は大っ嫌いでした。


ちょっと横の方にもノゲシ。花は綺麗なんですけどね。所詮雑草です。

奥あたりは生えてませんが、これは手前に石塀があり日照時間が少ない&庇があり雨が当たらないためかと思われます。やはり植物の基本は太陽+水ですからね。

 


こちらは北側で日陰になる箇所にはドクダミがびっしりです。一応こちらは庭石を敷いてるんですけど、繁殖力が強いドクダミはそんなことお構いなしです。

余談ですが、ドクダミって実は凄く優秀な雑草でして、乾燥させてお茶にして飲むと利尿・解毒作用があったり、お風呂に入れたり、煎じて化粧水にするとめちゃ肌に良いのです。
昔、近所のおばちゃんが趣味でドクダミ化粧水を作ってたんですが、思春期ニキビにマジで効きます。あとは虫刺されにも効くので登山する時は覚えておくといいかもです。

 


東側で地味に勢力を伸ばしてるのがヤハズエンドウ。これ成長した身のタネを取って半分に切れば笛になるんですよね。大人からしたら「だから何だ」って話ですが。

左の立派な(?)雑草は茅(チガヤ)メヒシバとか思うのですが、やけに綺麗に生えてるのでもしかしてどっかの家から種が飛んできた観葉系植物かもしれません。

こういうイネ科の雑草ってめちゃ手で抜きにくいし、素手だと手は切れるし、根までスッキリ抜けないしで、子供のころはコイツが大っ嫌いでした。

 


その近くにもノゲシ。しかし逞しいなぁ。。何というか、意思は無いんでしょうが「生きてる」ってなんなんだろうと考えさせられますね。

除草剤を撒こう

さて、そんなことはどうでもいいし雑草は所詮雑草なので、さっそく除草剤を撒いていきます。今回使うのは家庭用除草剤としては定番の「ラウンドアップ マックスロード」です。

この除草剤は葉にぶっかけると葉から成分が吸収されて、根まで枯らすってタイプです。除草剤って聞くと人体にも影響出そうな怖いイメージありますが、成分は自然由来ですし、土に落ちた分は自然物に分解されるので基本的に土に影響は出ません。

今回使う「ALⅡ」タイプは今生えてる草には効くけど、次に生えて来る奴には効かないタイプです。長期間雑草対策をしたいなら土に成分を残し生えてこないようにする「ALⅢ」の方がいいと思います。

自分は除草剤初めてなので効果がよくわからないし、他の植木ごと枯れても困るのでALⅡで一先ず様子見です。

ちなみにラウンドアップで検索すると見た目同じなのに値段が高いのと安いのがあって「?」となりますが、これは薄めて使う「希釈用(要は原液)」か「そのまま使える」タイプかの違いです。カルピスとカルピスウォーターみたいなもんと思ってください。カルピスってたまに原液の飲むとすごくうまいよね・・・。

希釈用の方が効果がありますし大量に撒けますが、散布用の道具が別途必要なので、家周りの狭い範囲で手軽にやりたいならそのまま使えるタイプでいいと思います。

というわけで上記写真に写ってる雑草には結構びっしょりかけました。うちは家周りだけだったので量的に2Lのでちょうどいい程度でした。

風が強い日にやると風向きによっては自分が浴びてしまうので注意。あと結構臭いが残ります。汚れてもいい恰好でやった方がよいですね。

さて、ここからどうなるか観察していきます。

散布1日後

翌日も天候は晴れ。

ラウンドアップは偉そうに「翌日には枯れ始める!」と謳ってるので、ほんとなのかと見に行きました。


枯れてる。こわっ。

背の高い葉はほとんど首を垂れ、ところどころ茶色になってたりしてかなり嵩が減ってます。枯れてる葉に触ってみるとカラカラになってるわけでなく、なんだかしっとりしてます。

 

改めて撒く前を見てもらえば一目瞭然。効果出てますねー。

 


角度を少し変えて見ると、すでに地面の土が大分見えてきてます。速効タイプだけあってほんとに効果早いですね。奥のノゲシは茎が途中からポッキリ折れてるのでちゃんと茎まで効いてるようです。
 

葉っぱにかけなければ影響は出ないので、左上に見える植木の葉は無傷です。下のヨモギは枯れ始めてるのに芝草には効果出てませんので、草によって効き目が違うっぽいですね。
 
 

東側のノゲシも結構枯れてます。ヤハズエンドウはまだそんなに影響ありません。
 
 

ドクダミつよっ。ところどころ色が変わってきてますが、あまりダメージ受けてるように見えません。
 
ところで、、効果出てるのはすごいなと思ったんですが、気になったのが匂いです。たぶんヨモギ自体が独特の匂いあるので余計だと思うんですが、結構強烈に匂います。
特に撒いて3日くらいは少し離れてても風向きによっては匂ってくるので、隣近所が近い家は気を付けた方がいいかもしれません。

散布2日後

なんかすごいことになってきた。こわっ。

全体的にかなり萎れてきた感じで、ところどころ枯れた葉が茶色に変色してます。



地面近くのヤハズエンドウはかなり枯れてきましたが、手前の柵に絡まってるものはまだピンピンしてます。空中にあるものには効き目が薄いんですかね。

 


ドクダミはところどころ枯れ始めてるとは言え、「今日も暑いな」みたいな何事もなかったかのような雰囲気を醸し出してます。何だコイツら。

散布3日後


やばいやばい。地獄みたくなってきた。なんかごめんなさい。

 


全体的に緑部分がほぼ消えました。見た目と色が怖い。

ちなみにここまで雨は降ってません(雨降っても効くそうですが)

 


やはり草によって効き目が違うようで、芝に混じったヨモギだけが枯れてます。芝はさすがにスポーツのピッチに使われるだけあって除草剤にも強いですね。


ノゲシがゾンビみたいになってる。何と言うか、「枯れる」ってより「腐る」って表現の方が正しそうです。恐るべし除草剤。

 


えっドクダミ強すぎん?

結構撒いたのに「オレ、毒効かないんだよね。訓練してるから」みたいな平気な顔してます。

散布4日後


ふーもうすっかり地獄絵図ですね。

ここらへんからこれ以上の変化はあまり見られませんでした。葉っぱはほぼ枯れてますが、茎部分はまだ残ってる奴もあります。量が足りなかったのかな。。

根の部分まで浸透したのか抜くとスルっと抜けるので、これくらいになったらもう全部抜いちゃった方が早いと思います。

奥の部分は除草剤が撒きづらかったのであまりかかってなかったのか、まだ緑のままです。満遍なくかけるのって案外難しいんですよ。

 


この謎のイネ科雑草(観葉植物?)もやたら強い。除草剤の成分は葉から吸収されていくので、葉が固かったり雨水に頼らず成長する系の草には効き目が遅いとか?そういう意味ではサボテンとかむっちゃ強そう。


ドクダミ…お前は葉柔らかいだろ・・なんでそんなつよい…。

 


ちなみに1週間後もこんな感じでした。もうあきらめようかな。

 

その後2日ほど雨が降り、しばらく変化が無いので放置してました。

散布10日後


もう地獄の焼け野が原ですね。

ちなみに右上の葉っぱは植木の葉なのですが、流れ弾が当たってたようで見事に枯れてます。木の部分まで影響はないようですが。

それにしても同じ枯葉でも紅葉とは全然違いますね。「人類のエゴによって殺された」って感じで、自然界にはない、いびつなものに見えます。

 


こっちのノゲシも葉はほぼ枯れましたが茎がまだ残ってます。地面近くを這っていたヤハズエンドウはほぼ全滅しました。

さて、アイツはどうなったかな。

 


お!?

ドクダミがなんかすごい枯れてる!
 

まだ数は残ってはいますが、これまで葉の端っこがちょっと色変わってるくらいだったのが着実に枯れてきてます。
10日経ってようやくか。。ドクダミはかなりの長期戦を覚悟しなければいけないようですね。
 

散布2週間後の結果

さて、製品説明を見る限り2週間から先は大きな効果は望めそうにないので、これにてひとまず結果とします。

最初からの変化を見てみましょう。


まずはメインのヨモギ。こうして見ると大体4日くらいで葉っぱや茎は大体枯れたので、除草剤が効きやすい草と言えそうです。

ただ根こそぎとはいかず茎はわりとしっかり残ってます。葉も握ったら「クシャっ」と粉々にはならずに「むにっ」と水分を含んでる感じです。

 

マイタケみたい

枯れたというより「腐った葉と茎が残った」感じですね。希釈用でもう少し濃度濃い目に撒けばもっと効果あったかもしれません。

やってみて思ったのが「結局手で駆除しなきゃいかんのかい」ってとこです。正直ほっとけば土に還る勢いで跡形無く枯れるかと思ってたんですけど。

3日目くらいで茎まで枯れてかなり抜きやすくなるので、さっさと抜いちゃった方が早いと思います。


芝生に混じって生えていたヨモギは枯れてますが、芝の方は色が変わった程度で結構残ってます。こういう残したい草に混じって生えてる雑草は除草剤撒かずに細かく抜いた方がいいかもですね。


左下の観葉植物?っぽい雑草がいつの間にか枯れてました。一緒に生えてたノゲシに比べ結構かかりました。

ノゲシやヤハズエンドウも葉は枯れましたが枯葉は結局残るので、そう考えると除草剤ってのは「跡形無く枯らす」ってより、「雑草の嵩を減らして抜きやすくする」ものだと考えた方がいいですね。根付いてないので乾燥もしますし。

ちなみに枯れた葉にも普通にてんとう虫が止まってました。虫除けには効果無さそうです。


ドクダミが、、

あれだけ栄位を誇っていたドクダミが枯葉と化してました。栄枯盛衰、盛者必衰とはこのことか…。

10日前後で枯れ始めてからは早かったですね。

 


こう見るともう単なる落ち葉ですね。これ燃やしても大丈夫なのかなー。

まとめ

以上、ひとまず除草剤を撒いて2週間経過した様子をお送りしました。

以下雑感まとめ。

・撒くのは結構腕が疲れる。
・顔や服にかかったりするので防護した方がよい
・周辺が2~3日は臭くなる
・雑草によって枯れる時期や効き目に差がある
・除草剤は「雑草を抜きやすくするもの」
・見た目が地獄
・ドクダミつよい

ちなみに2週間の間にもう次の雑草が生えてきてました。いたちごっこをしたくないなら、3日くらいでさっさと抜いて除草シートなり庭石なりを敷いた方が良さそうです。

今回使用した除草剤はこちらのラウンドアップ。ALⅠは通常版、ALⅡは速効タイプ、ALⅢは生えてくる雑草にも効くタイプです。手軽にやるならそのまま撒けるタイプをおすすめします。

ではでは。よい雑草ライフを。

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