どうもヨシローです。
最近めっきり寒くなってきて、そろそろ半ズボンじゃ辛い季節になってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
こんな季節は家に引きこもってゲームでもやるに限ります。スポーツの秋とかクソくらえですわ。
最近巷で話題のゲームと言えば、同時接続数がとうとうSteam史上最高の150万人を突破した『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(PUBG)』ですが、
PUBG now over 1.5m PCCU on Steam.
The number of MAU’s for the game is extremely high compared to total sales.
Very impressive. pic.twitter.com/1zK2HdzeaO
— Daniel Ahmad (@ZhugeEX) 2017年9月24日
すげぇな150万て。。赤壁の戦いで曹操軍と孫権(劉備)軍が全員PUBGやってるようなもんですよ。
このゲーム、クソ高いPCスペックを要求することで有名です。
単純に『オープンワールド & 100人同時プレイ & FPS/TPS』と重くなる条件がここまで揃って重くないわけないんですよね。
「ぼくのこのPCでPUBGはプレイできますか?」なんて聞いてみたら、心無いプレイヤーから「クソスペックww無理ww」「おじいちゃんのPCかな?」だのなんだの好き勝手煽られて、このPCじゃムリなのかぁ…と半ば諦めてる人も多いと思います。
そんな人たちに、自他共に認めるクソスペックの私がギリギリプレイできるPCスペックや、最低限必要なパーツ等を適当に検証してみましたので、よければ参考にしてみてください。
目次
PUBGが動く最低限のスペック
公式WikiによるとPUBGの最低動作環境はこうなってます。
OS | Windows 7 / Windows 8.1 / Windows 10 64-bit |
CPU | Intel Core i3-4340 / AMD FX-6300 |
GPU | nVidia GeForce GTX 660 2GB / AMD Radeon HD 7850 2GB |
ハードディスク | 30 GBの空き容量 |
メモリー | 6GB |
DirectX | バージョン11 |
最低動作環境というのは要は「ヘイブラザー!このゲームをプレイしたきゃせめてこれくらいのPCを用意してからにしてくれよな!動かなくたって俺たちは知らねぇぜ!」ってことです。
まぁSteamのゲームは「購入から14日以内で製品のプレイ時間が2時間以下の場合」返金してくれるし、PUBG自体今なら早期アクセス期間ということもあって3,300円と焼肉屋に一回行くくらいの値段なのでとりあえず焼肉を我慢して買ってみてもいいんですが、できればリスクは負いたくないし焼肉も食べたいというのが心情というものです。
上記を踏まえて私のPC環境をご確認ください。後述しますが全然満たしてません。
しかし一応これでも何とかプレイさせてもらってます。
OS | Windows 7 64-bit |
CPU | Athlon II X3 450 BOX 3,2GHz |
GPU | GeForce GTX 750 Ti 2GB |
ハードディスク | 2TB |
メモリ | 8GB |
DirectX | バージョン11 |
このクソスペックで果たしてどこまでPUBGがプレイできるのか、一個ずつ比較してみましょう。
CPUは型落ちでもいける⁉︎
じゃあとりあえずCPUのベンチマークをここで調べて比較してみます。
最低動作環境CPUの結果がこうです。
- Intel Core i3-4340:5238
- AMD FX-6300 :6363
ふむふむ。なるほどわからん。これがどの程度のもんなのかわからん。
i3ってことは私の使ってるAthlon IIも一応3コアだし同じくらいカナー。
どれどれ。
- Athlon II X3 450 BOX :2624
は?
ダブルスコアなんですけど。
そりゃ赤木もキレるわ。クソCPUじゃねーか。
道理で6年前に買った時6,000円と異常に安かったわけだ。ちなみにスペック的には数年前のノートPCにも負けてます。
まぁこれでも動いてるんだからCPUはそこまで重要でないということなんじゃ?Wikiにもこんな記述あったし。
設定値が非常に低い場合はCPU使用量が少なく、設定値が高いほどGPU使用量が多くなります。
つまり、『設定を「すべて最低」にすればクソCPUでもいけるぜ!まぁ設定値上げたいなら高いグラボ買えばいいさ!』ってことですよねきっと。
まぁ最低CPUにダブルスコアで負けてるのに動いてるんだから、グラボ載ってればとりあえずCPUはそこそこでいいんでしょう。
結論:CPUはそこそこ古くてもおk
グラフィックボード(GPU)も型落ちでまぁいける
ってわけでとりあえず同じようにグラボの方も調べてみます。
最低動作環境の結果。
- nVidia GeForce GTX 660 2GB:4683
- AMD Radeon HD 7850 2GB:3821
んで私のグラボが
- NVIDIA GeForce GTX 750 Ti 2GB :3698
おっ、結構イイ線いってんじゃーん。
ただまぁCPUと同じく、最低動作環境以下なわけですけど。
2年ほど前にスカイリムをやるために買った750Tiですが、スペックとしては一応最低限の所ではあるようです。一応VRAMは同じ2GBですし。
ただしこれでもすべての設定を「非常に低い」にして何とかプレイできるレベルです。設定を「中」にでもしようものならカックカクでワープしまくってまともに動けないです。
スカイリムだとこのスペックでMODもENBも入れて結構動いてたんですけど、同じオープンワールド系ゲームでもPUBGはやはりかなり良いグラボを要求するようです。この欲しがり屋さんめ!
ってわけでとりあえず最低限グラボが無ければ話になりません。オフィス用のノートPCやマザーボード付きのグラボ(オンボード)とかじゃまず無理です。とりあえず交換するとしたらまずここですね。
グラボは一番効果を実感できるパーツですが、とにかくバカみたいに高いんですよね。
今の750Tiだって当時お手ごろ価格でしたがそれでも2万ぐらいしたのに、PUBGを最高設定で快適にやりたいと思ったらそれこそこういうグラボ必要ですから。
お値段125,612円ですってよ。バカじゃないの。うちの実家の土地が買えるわ。
ちなみに気になって調べたんですが、現時点で上記ベンチマークランキング1位のグラボは「NVIDIA TITAN Xp」で、お値段なんと1,350,000円です。ゼロ大杉内?
何が「BUY NOW」だよふざけんなよ。石油王でも相手にしてろ。
結論:とりあえずグラボ(VRAM2GB以上)は必須
ちなみに今回の検証後、ちょっと前に5万ぐらいだったスペックのグラボが1万円台になってたので勢いで買ってしまった。ちょっと後悔している。
VRAM4GBでこの価格は凄い凄すぎる。経営大丈夫なのかNVIDIA・・・
こいつに換えてみた結果は別記事で上げようと思います。とりあえずこの記事内はクソスペックのままです。
もしかしたら上記135万のグラボも数十年後には1万円台で買えるようなってるかもですね。
意外と重要なメモリ
そもそもPCゲームはGPU依存が高いと言われていますが、PUBGに重要なのは何となくメモリなような気がします。
クソスペックあるあるですが、パラシュート降下直後に建物が豆腐になる現象ありますよね。
給水塔がタコ星人みたくなったり
ここは一体どこの惑星なんだ・・・
あと豆腐現象とセットで「ネットワーク遅延検出」っていうエラーもよく目にすると思いますが、あれが頻発したりするのもメモリ不足が要因の1つになってる気がします。
というのも、他PCソフトを立ち上げてない状態だったり最初のプレイではなんとも無かったものが、裏でブラウザなんかを立ち上げてたり数試合したりすれば頻発するようになるからです。
一応最低動作環境だとメモリ6GBになってますが、実際は8GBでも足りてないと思います。
Windows7立ち上げた時点で2GBは使いますから6GB使ったらおしまいですもんね。
そこで試しにPC起動直後の1試合目に、バイクに乗ってひたすら処理重そうな大きな街を回れるだけ回るというアホみたいな実験してみましたが、
調子乗って激戦区の中を走り回ったらボコボコにされたでござるの巻
すごいねギリースーツって全然見えないんだね
何か意外と生き残ってしまったのはともかく、最後完全武装したギリースーツの人にぶっ頃された時点でメモリ使用率80%(6BG)いってました。時間にして25分くらいです。
- PC起動直後:メモリ使用率25%(2GB)
- PUBG待機画面:メモリ使用率40%(3.2GB)
- ロビー画面 :メモリ使用率70%(5.6GB)
- 死亡時点 :メモリ使用率80%(6GB)
注目すべきは戦闘開始前のロビー画面ですね。ここで一気にメモリ使います。100人一斉に揃う所ですし、みんな狂ったように銃を乱射したり火炎瓶投げまくったり、カオスすぎてスペック以前にこの場面を見てPUBGから逃げ出す人も多いんじゃないでしょうか。
思うにこのロビー段階である程度フィールド情報をキャッシュしてるんじゃないですかね。ロビー画面の島も同じフィールド内ですし、物資の配置も終わってたり。意外と街を回ってる最中はそんなにメモリ使用率変わりませんでしたし。
逆に言うとロビー画面を乗り切ればその後はそこそこプレイできるので、ここが分かれ目な気がします。
一応1試合終わればメモリはある程度開放されますが、やってるうちに色んなことにメモリキャッシュしていくんで徐々に動作が怪しくなってきます。特にスクワッドは4人分の情報も処理するせいかあっと言う間に重くなりますね。
ただゲーム自体が落ちたことはこれまで一度もありません。不思議と。
なのでこれがほんっとギリギリのところなんだなと思います。
メモリについては面白い検証動画があったので張っておきます。同じスペックのPCでメモリを8Gと16Gで比較した動画らしいです。
面白いのは同じ設定同じ場面のはずなのにメモリ使用量だけが2GBくらい違うんですよね。そして8GBの方は大体6GB前後で推移してます。
これは恐らくPUBG側である程度リミットをかけることでゲーム自体を落とさないようしてるんじゃないですかね。オーバーしそうになると例のネットワーク遅延検出で調整しているような気がします。そういう意味で最低動作環境がハンパな6GBって数値になっているのかもしれない。
まぁ何かと待ち時間が多いPUBGですから、プレイ環境の他にもゲームプレイ中にちょっとブラウザに切り替えてエロサイト攻略情報チェックしたいとか思ってるならやはり余裕を持って16GBは欲しいところでしょうね。この環境でそんなことしたら二度と戻ってこれませんし。
ただメモリも意外と高いんですよねー。特にここ最近はほんと高騰してて8GB×2だと大体13,000円~15,000円しますし。
まあ豆腐現象やネットワーク遅延検出をある程度許容できるのであれば8GBでも十分だと思いますので、クソスペックでやるなら我慢するしかないですね。あとは他のソフトはもちろん常駐ソフト全部切るとかは必須です。
むしろその金を足してちょっといいグラボを買った方がパフォーマンスは上がるんじゃないですかね。グラボのメモリ(VRAM)が増えれば負担を分散できそうですし。
結論:8GBあればかろうじて大丈夫
(※追記)
メモリ、めっちゃ重要でした。
まだXP使ってるわけないよな?
OSはまぁほとんどの人は大丈夫でしょう。今時まだXP使ってる人もいないでしょうし。。
え?まだXPだって?
今すぐアップグレードしろ。
やる気あんのかまったく。ドライブ付きのOEM品なら1万ぐらいだからさっさと買いなさい。
ってビルゲイツが言ってました。
結論:ビルゲイツには誰も逆らえない
古いOSサポートは容赦無く打ち切るゲイツこわい。
ちなみに64bitOSでないとメモリ3G以上認識しないのでどちらにせよスペック的に厳しいです。
うちネットワーク環境ISDNなんだけ
ISDNじゃ無理です。っていうかこのブログすら表示できんだろ。
ネットワーク環境については光回線であればまず問題ありません。推奨はしませんが一応無線LANやモバイルWi-Fiでも出来ます。つうか私自身しばらくやってたので。
というのも引越し後しばらく自宅に光回線が開通して無かったので、仕方なくPCに1,000円くらいのしょぼいUSB無線LANアダプタ付けてモバイルWi-Fiでやってみたことありますが、意外と気にならなかったです。安定さえしてればADSLでもよいレベルかもしれません。
このゲームの回線ラグに関しては、不安定な人だけが「ネットワーク遅延検出」が出てラグるだけで、他プレイヤーに影響は無いように思われます。
結論:光回線推奨だけど無線やWi-Fiでも一応できる。
3DMarkでベンチマークを調べてみる
じゃあ3Dベンチマークソフト「3DMark」を使って私のPCのパフォーマンスを調べてみよう。
設定は「Performance」です。(っていうかそれ意外はお金かかるので)
ダウンロードはこちら
http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/3dmark
何だかよくわからない深海探検や遺跡を10分くらい見せられた結果がこうです。
総合スコア:4,392
Graphics Score:5,258 ←グラボ(GPU)だけに負荷をかけたスコア
Physics Score(CPU):2,991 ←CPUだけに負荷をかけたスコア
Combined Score:2,868 ←グラボとCPUに負荷をかけたスコア
一応画像下の棒グラフで代表的なスペックの各PCと比較が出来るんですが、オレンジ色の私のスコアは4年前のゲーミングノートPCとほぼ同等レベルでした。
うーむ、ってことは4年前くらいのゲーミングノートでも何とかプレイは可能ということ?
ノートPCでゲームってちょっと憧れですよね。スタバで颯爽とPUBGやってる人なんていたら・・・きっとモテモテじゃない?
ちなみにCombined ScoreというのはCPUとGPUの総合スコアですが、CPUのクソスコアに引っ張られて全然伸びてませんね。(さすがにCPUはもうちょっといいやつ使えよ…)って言いたげな結果です。
あと推奨スペックっぽいゲーミングPCにはトリプルスコアを付けられています。トリプルスコアのどこが(ry
それよりグラフ見てるとスコア30,000超えとかいるんだけど・・・例の135万のグラボ使ってる石油王かな。
実際の画質やプレイ感とFPSの関係について
実際の所の最低環境でのプレイ感とFPSです。PUBGやりながらチラチラFPS見てての平均は大体こんなもんでした。ちなみに解像度はフルHD(1920×1080)です。
設定/シーン | 待機画面 | 全裸で原っぱを駆ける | 後ろから撃って |
すべて最低 | 60FPS | 40FPS | 30FPS |
中間 | 40FPS | 30FPS | 20FPS |
ウルトラ | 20FPS | 10FPS | 5FPS |
画質設定によるプレイ面での差は(そんなに)ない
PUBGはなるべく低スペックの人でもプレイ環境に差が出ないよう最適化していってるらしく、最近だと影やオブジェクトもすべての設定でちゃんと表示されるようになりました。
ちょっと前までは設定落とすと影やオブジェクトを消せたりしましてね。。おっとクソスペックの私にとってはそれ丸見えですよ、なんてクズ行為はできなくなってます。
一応描写距離とかも設定にありますが、別にこの設定が低いから相手には見えてるのにこっちは見えないとかそんなことはないです。山向こうの敵が動いてるのも結構見えます(むしろ他テクスチャが荒いので見えやすいという噂も。。)
なので、設定が「すべて最低」と「ウルトラ」の人でも、画質によるプレイ面での差はないと思います。
ただ、モニタ解像度だけははっきりプレイ面に差が出ます。索敵する際でも、相手には見えているのに自分は見えないという場面がかなり出てくると思います。
こういう意味でもノートPCやHD非対応のモニターだと不利にはなるでしょうが、解像度下げればそれだけ要求スペックも下がるかもしれません。ただそれで同じ条件でプレイできているかと言えばそうではないですけど。
なので最低限フルHD(1920×1080)のモニターは必須。他設定については気分的な問題で、プレイ面ではそこまで差は出ない気がします。
プレイ感について
私の環境だと「すべて最低」だと止まったり落ちたりせず、普通に何試合も続けてプレイできてます。ただし敵と撃ち合いになった際などはどう見ても当たってるのに当たらなかったり、敵の動きが俊敏すぎたりとおかしな場面も多々あるし、一気に処理がかかる(対面での撃ち合いとか)場面でラグくなるのは結構致命的かもしれません。
なのでとても快適にできるとは言い切れません。
私のように地味な隠密プレイが好きな人ならそこまで気にならないですが、『ポチンキに降りてドンパチやりたい!キルしたい!』っていうウェイ勢にはフラストレーション溜まることでしょう。
ちなみにFPSについては『中』あたりの設定でもそこまで変わりません。ただ、プレイ面では全然違います。前述通りカックカクのワープしまくりです。キングクリムゾンが発動してるんじゃないかってくらい時が飛んでコマ送りでプレイしてる感じです。敵に向かって走ってたらいつの間にか通り過ぎてたってレベルです。敵からしたらある意味恐怖ですね。
実際のところクソスペックだとFPSの数値はあまりアテにならないので、実際のプレイ感はやってみないとわからないところではありますね。
まとめ
- クソスペックでもすべての設定を最低にすればプレイ可能(かも)
- CPUはちょっと古めのでもOK
- VRAM2GB以上のグラフィックボードは必須。
- メモリは8GB以上は必須
- Wi-Fiや無線LANでも一応プレイ可能
- モニターはフルHD(1920×1080)推奨
- 地味な隠密プレイならドン勝も狙える
結局グラボで何とかなってる感あります。他パーツは5年前くらいのスペックですし。
私が始めた6月頃から比べてもアップデートごとに動作が安定してきている印象はありますし、最低画質にしてもグラフィックはかなり綺麗になっているので、まぁ細けぇことは気にすんなの精神ならわりと普通にプレイできちゃいますよ。
現行PCゲームではかなり重いと言われているPUBGですが、一応そこそこのグラボを積めば何とかプレイはできるって意味ではそこまで敷居は高くないかなって思います。
ただドン勝できる保証はないけどね。
お金があるならいいPC買いましょう。
結局金だよ金!でおしまいです。
(※追記)
PC新調しました。当記事のクソスペックとの比較もやってます。
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