おーい磯野!お前のストラトに穴開けてスイッチ取り付けようぜ!

この記事は約7分で読めます。
Pocket

前にトムモレロがやりたくてキルスイッチを付けたのですが。

ストラトでスイッチング奏法がしたいので無理くりキルスイッチを取り付けた話
うちのストラトでやってみたくなりましたので、よおし!んじゃいっちょやってみっか!と、半ば見切り発車で改造しました。

さらにボタンスイッチを増設しやした。

何故かというと。

ジョニーグリーンウッドのこれがやりたいから。

なにこのサングラス。ふざけてるの?

と、いうわけで、今回は「ストラトへのボタンスイッチ取り付け」をやりませう。

スポンサーリンク

さて、どうやって取り付けようか。

今回スイッチを取り付けるために、元々トーンポットのとこに付けてたトグルスイッチを外して付け直そうかと思ってたんですけど、、

右下スイッチが前付けたトグルスイッチ

トグルじゃないとトムモレロ式スイッチング奏法ができないし、ギターのON/OFFスイッチとして使うと便利なんで(むしろ普段はこれがメイン)そのままにすることに。

じゃあスイッチどこに付けんだとなって、うん。もうこれは、

「穴開ける」

しかないよねと。

前々からいつかやってやろうとは思ってましたが、何だかこう耳にピアス的な、やってしまっていいんだろうか。結構高かったんだけどなこのギター、みたいな葛藤がありまして。

でもよくよく考えると中身の配線とかほとんど変えちゃってるし今更いいんじゃないの?ってな事で変に納得させました。

参考に他サイトやら見ると、やれ電動ドリル使うだの、やれリペア出すだのなんだかお金がかかりそうな事やってますが、ハッキリ言ってピックガードごときに電動ドリルも職人の腕も必要ないだろと。

単なるペラいプラスチックですよこんなもん。愚地独歩なら指先でいけるでしょ。

って事で手作業でいきます。ホントは単にお金が無いだけだってことはシークレットナイトだ。

ドラエもぉぉん!!道具くれよ!

うちにはド○エもんはいないため、みんな大好きホームセンターとアキバで下記の道具を購入しました。

しかしホームセンターって無駄にテンション上がって何だか尿意を催しますよね。正直電動ドリルがすげぇカッコよかったので買いそうになったんですが、ぐっと堪えて下記の手作業道具を揃えました。

上記画像左下のチンコヘリみたいな形のが「木ねじトリオ」っていう最初の穴を開ける用の手回しドリルみたいなもの。

ホントは100均のキリでやろうと思ったんですが、たまたまこれ見つけて楽で綺麗に開きそうだなと。先端が尖っててドリルのごとく螺旋になってます。900円くらいで購入。これで手作業で穴開けます。

んで、中央上の西洋騎士が持ってるランスみたいなのが開けた穴を広げるために使う「リーマー」

開けた穴を3-12mmくらいまで拡張できる奴で、これも900円くらいでした。こんなの普通に生きてたら一生触る機会ないでしょ。

後は今回取り付けるボタン式スイッチ。秋葉原の怪しいおじさんが渦巻く秋月電子通商に出向いて購入しました。

これこれ

1個80円くらいと異常に安かったですが、よく考えると単なる部品ですからね。

ちなみに秋月電子にはLEDランプなんかも置いてあって、ギターに埋め込んだり将来的に中々楽しい事ができそうな予感。

スイッチは当初でかい方をつける予定だったんですが、穴幅が意外とでかかったのと、見た目的にどーだろ?と思ったのでついでに買っといた右の小さいのをつける事に。ジョニーのボタンはこの中間くらいなのですが、ちょうどいいのが無かった。

今思えばバケットヘッドみたいに思い切ってゲーセンのボタンでも良かったかも。あれ凄く押しやすそうだし。

すべて〆て計2,000円程度。もちろん工賃は無料でっせ。

穴、開けるっきゃない

とりあえず適当に穴を開けます。

そんなわけで位置決めしてドリルをつきたてます。今回スイッチの位置についてはピッキングしつつ押しやすい位置で邪魔になんない処。

って事でまーここらへんテキトーに。


回すと…お、意外とすいっと回る。



もっと抵抗あると思ったのに。そして綺麗に開いていく。電動ドリルなんていらんかったんや!

そんなこと言ってる間に貫通儀式終了。意外なまでにあっさりと。


因みに電動ドリルにしなかった理由としては、お金をかけたくなかった他にも失敗が怖いんすよね電動工具って。慣れてる人ならともかく素人がいきなりやろうとすると取り返し付かないことになりそうで。

こんな風にね!
 

もう一歩で配線巻き込むとこでした。多分電動なら巻き込んでたこれアブネー

んでまぁとりあえずスイッチをハメてみるわけですが、当然こんな小さな穴じゃ入らんですわ。

そこでリーマーさんの出番ですよ。穴に突っ込んでうおぉぉってな感じで広げていきます。



んでこれは口径を無理やり広げてるだけなので裏側にバミが出ちゃうんですよね。

このバミについては先細のヤスリである程度切り取ります。んであとは人力、つまり指先で
カリカリカリカリ…
カリカリ…
うおぉぉぉ(バリバリバリ



後は再度ヤスリで綺麗に整えて。


スマートに開いたね。実にスマート。

で、スイッチを取り付ける。酷使する処なので緩み防止のワッシャーは忘れずに。



ちょっとスイッチ小さいけど・・・うんまぁ良い感じ。下の穴は元トーンポッドの穴で、トーンは下に移動させてここにトルグスイッチを付けます。
ついでに前々から気になってたストラトのポッド口径を調べてみると9.5mmでした。意外とでかいな。ちなみに今回開けたスイッチ穴は4mmくらい。(スイッチ設置した後に気付いたので概算)

あとは適当に配線します

後は内部配線するだけです。ここからはあらかた勘です。

さて、今回でスイッチが2つになるわけですが、トグルと同様キルスイッチ配線の基本はON、つまり「押したら信号をアースに落とす(ミュートする)」ようにするってこと。この理屈さえわかっておけば後はどれがONでOFFか勘で配線するだけ。

今回買ったスイッチは単純な3PINで、ONでPIN3に傾くのでそこをアースに落とすと。

 
ちなみに手前の青いのはトグルスイッチ。



ここで注意点として音声信号の入力と出力について、入力→出力という事をそのままやると何故かノイズが乗る。恐らくアース側に切り替わっても若干アースに落ち切らない音声信号が残っているためだと思われますんで、入出力についてはハンダで直結線。
 

緑線が音声信号で白線がアースです。要は緑線に信号がそのまま流れる所を、スイッチをONにするとアースが邪魔して音声をミュートするってこと。

緑線はピン自体を曲げてこれギリで半田がくっついています。半田さんの温度高すぎて焦げてます。。

ちなみに今回のスイッチについてはハンダ付け超苦労しました。
何せ線材を通す用の穴もついてない針みたいな棒があるだけですから。


こんなんですよ。ピンの幅1.5mmくらい。
どーせいっちゅうねんと。
こんなの米粒に文字書く職人かロボットがやる仕事じゃないの?

なのでこの際タブーとされているイモ半田とかはまったく関係ありません。正直そんな綺麗事言ってられっかって感じです。
要は信号が通ってりゃいいんです。

出来上がったので試奏します。



そんなわけで完成。
音チェックしても問題無しで一先ず安心。
これでピッキングしながらプッシュスイッチは叩けて、
トムモレロみたいにトグルでスイッチング奏法もできるってわけですよ。

んで音チェック含めちょっと弾いてみmasita.


レディオヘッドのParanoid Androidの最初のギターソロです。

ライブでジョニーがスイッチ炸裂させまくってる部分です。
1つ思ったのはあれをやるにはセンスが重要ってこと。何であんなうまいことできんだろね。
あと思ったんだけどね、やっぱスイッチ小さかったねうん。

一応需要あるかわかりませんがPODx3 Liveのセッティングも載せときました。
ジョニーの音って結構難しい個性的な音でね…
フェンダーアンプ+シュレッドでやるところをそのまんまマーシャルモデルで作ってます。
それでもあの独特なコンプ感は出しきれない。

スイッチングに関しては小さいのでピッキングと交互にやろうとするとスカったりするけど
こんな感じで連打するフレーズは固定するからわりとやりやすいかな。

バンドでやる時もちょこちょこ混ぜてっても誰にも気づかれんかもしれん。

以上した!

関連記事

スポンサーリンク
音楽
スポンサーリンク
いちかばちか

コメント