嫁が「お食い初めがやりたい」と言い出したのでやることになった話

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それはとある晴れた休日のことだった。

(やっと休みか・・・しかし休み間はWebの勉強もしないといけないしブログで書きたいネタも溜まってるし、嫁にも

『俺、明日の休みは自由時間貰うから(キリッ』

『( ´_ゝ`)フーン』

ってバッチリ約束取り付けてあるからカフェ行って冷コー一杯で粘れるだけ粘って色々がんばるぞーーー!!ウヒョヒョホージユウダー!!)

と、ウキウキで準備するわたしに忍び寄る魔の手。

ガラガラッ

嫁「そういえばさ・・今日いっちゃん(娘)の生後100日目だったわ」

偉いモンでこのテンションの時点で、「あっ、これ自由ダメなやつ」とわかってしまったが、それでも最低限の抵抗を試みる。

僕「ああもうそんななるのか、早いもんだねぇ。じゃあ帰りに何か適当に買ってくるよ。」

嫁「お食い初めやりたい」

僕「オクイ・・・ハジメ?何それ都内を中心に展開するメンズ向けファッションブランド?」



嫁「全然ちゃうわ」

※ちなみに上記勘違いしてますが、「おくいはじめ」ではなく「おくいぞめ」です。

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お食い初めとは

まったく知らなかったが、生後100日目に行うお食い初め(おくいぞめ)なる儀式があるらしい。百日祝い(ももかいわい)とも呼ばれているとか。

百日祝い(お食い初め)

個人差はあるが、新生児の生後100日頃に乳歯が生え始める。この時期に「一生涯、食べることに困らないように」との願いを込めて食事をする真似をさせる儀式である。

この儀式は、平安時代から行われてきたものである。

江戸時代には、生後120日経つと、や魚、5個の餅、吸い物、などの膳部(ぜんぶ:膳にのせて供する食物・料理)をそろえて幼児に食べさせる真似をした[3]。出典:Wikipedia

すごいね平安時代から行われてきたんだってよ。俺こんなのやった記憶ないんだけど。
いやまぁ生後3ヶ月だからやった記憶ある方がすごいかもしれんが。

俺「ちなみに嫁はやったのこれ?」

嫁「いや、やってないけどとりあえずやっとく。」

お前もやってへんのかい

何でも写真撮ってママ友に見せたいんだそうだ。ミエか!結局!

そんなわけで優雅なカフェでの自由時間なんて最初から無かったんや!と納得させて買い出しに出る事に。ああーまた更新が遅れるううぅ。

準備するもの

祝い膳をつくろう

Wikiによると祝い膳というものを準備するらしい。はーめんどくさ。

伝統的な形の「お食い初め」は、一汁三菜の「祝い膳(いわいぜん)」が用意される。これにはなど尾頭(おかしら)つきの魚および、赤飯・焚き物・香の物紅白のほか、吸う力が強くなるようにとの考えから吸い物(汁物)、歯が丈夫になるようにとの考えから歯固め石が供される[1]

ちなみに祝い膳は通販で買えたり、お食い初め自体ホテルでやったりもするそうだ。
Amazonでもこういう感じのものがあったりする。

俺「これ全部作るの?何かめんどくさいなぁ。パスタとかでいいんじゃないの?」

嫁「しばくぞ」

これを家庭で本格的に作ろうとするととんでもないことになりそうなので、とりあえずウチでは以下のような生活感丸出しの祝い膳を作ることにした。

  • 赤飯:パックのやつ
  • はまぐりの吸い物:永谷園松茸の味お吸い物にはまぐり投入
  • 筑前煮:普通に作る
  • タコときゅうりの酢の物:個人的に好物
  • 鯛の姿焼き:焼くっきゃない

内容的には普段作るようなものがほとんどなのだが、鯛を焼くというのが中々苦戦しそうだ。というかまずスーパーに鯛が売ってない。西京漬けとかそういうのならあるんだけど、お頭付きってのが中々ありません。

結局先に買い物を終えた嫁と子供を先に帰して俺がチャリンコを駆使して探し回ることになり、最終的に隣街まで行って4軒目くらいで何とかチヌ(黒鯛)をゲット。

かわいい娘のためとは言え休日が・・・俺の休日が・・

歯固め石を探そう

俺「鯛ゲットしたよ」

嫁「ご苦労。あと神社で歯固め用の石もらってきて」

俺「(まだあんのかよ・・・)お宮参りの時に貰えなかったんだからそんな風習無いんじゃないの?」

嫁「たぶん言えば貰えるからとりあえず行ってきて」

俺「だが断る

とは言えないのでそのままチャリンコ飛ばして前にお宮参りした神社まで向かう。

まぁ俺が知らないだけで結構有名な儀式らしいし
とりあえず神社の人に聞いてみれば知ってるかな・・

ガラガラッ

俺「あのすいません・・・歯固め用の石いただきたいんですが」

神社の人「??歯・・固め?石?うちではそういうのはやってません

何言ってんのこのひとこわいみたいな目で見られた。話が違う。

もしかしてほんと一部の地域でしかやってないんじゃないのかこの儀式。

まぁ歯固めの石は神社の石やそこらの川原の石でもいいらしいんで、神社境内の石を適当に見繕って借りていくことにした。

いっちゃんの顔に似た綺麗目な石があったのでこれにしよう。

ちなみにこれは借りるだけなので後でちゃんと返します。

正式には黒白赤3つとか、もっとつるつるしてる方がいいとか色々あるようですが、こういうのは気持ちの問題なので結局何でもいいみたいです。

お食い初め作戦を実行する

生まれて初めて鯛を焼く

祝い膳についてはほとんど嫁がいつも作ってるものなので大丈夫だが、鯛の姿焼きはやったことがないとのことで「任せた!」と丸投げにされた。俺も鯛なんて焼いたことないわ。

幸いうろこ取りや、わた抜き等の下処理はしてあったので塩をふって焼くだけなんだが、まさかの塩が無いことが判明して右往左往。何とか味塩はあったのでこれで代用する。祝い膳なんだけどいいのかな。

クックパッド先生によると、鯛は両面軽く焼目が付くくらい焼いた後に、レンジで中まで火を通すと良いらしい。尾びれや背びれに塩を塗りたくれば(化粧塩)焦げないそうですが、前述通りうちには味塩しかないので一生懸命ふりまくりましたが結局焦げました。
(ちなみにヒレにアルミを巻くと焦げないらしいです。そっちのレシピ先に見ればよかった)

祝い膳完成

そんなこんなで一応出来ました。


前述通り鯛ひれは焦げてますがまぁいい感じじゃないでしょうか。何気にお吸い物がそれっぽくなってんのがすごい。永谷園松茸のお吸い物万能すぎる。。

お食い初めを行う人

儀式自体は本来は祖父母にやってもらうみたいなので頼んでみたが、準備に手間取ったせいで大分夜遅くなりもう寝てらっしゃったのに加え、「お食い初めとかよくわからない」という有難いお言葉もいただいたので二人でやることにした。

結局誰も知らないんだなこの儀式。。

お食い初めのやり方

ネットで色々調べたところ、大体が

「ご飯→吸い物→ご飯→魚→ご飯」と、
ご飯とおかずを交互に口の前まで持っていって食べさせる真似を3回繰り返す。

だそうですが、ご飯と魚はまぁわかるけどお吸い物はどうすんだろ?と。熱いお椀を持っていくのも危ないし・・・ってなわけでお吸い物は箸つけるだけにして、夫婦交代で適当にご飯とおかずを何回か食べさせる真似だけしました。

後半は「もう私をこれ以上辱めないで!」とのごとくめっちゃ泣きだし、とても3回も繰り返してられませんでしたので、早々に歯固めの儀式をすることに。

歯固め用の石に箸をちょんちょんとつけて、その箸を歯茎に軽く当て、「丈夫な歯になりますように」とお祈りしました。一応お食い初めとしてはこれで完了。

その後は祝い膳を我々で夕食としていただきました。

鯛、めっちゃうまいんだけど。

嫁も「何これ?今まで食べた鯛で一番うまい」と驚いてた。
思えば鯛って祝い事の縁起物って感じで、焼きたての鯛なんて食う機会中々無いですからね。

僕も親父がよく釣ってきてたんで小さい頃はよく食べてましたけど、大体新鮮な鯛は刺身かあら汁にしちゃってたんで、焼いた鯛がこんなにうまいものだとは知りませんでした。これは何気に盲点だったかもしれない。。

まぁよくよく考えると味塩が効いてたってだけかもしれんけど。

あと、はまぐり入れたお吸い物もめっちゃうまかった。

お食い初めをやってみて

結局休日は丸々潰れたわけですが、いい思い出になったしやって良かったなと思います。
神聖な儀式ってより無駄にテンションの高い撮影会でしたけど。

お宮参りとかもそうでしたけど、子供がいると初めて知る行事が色々あってタメになります。自分がやったかどうかなんて覚えてないですしね。

子供が大きくなったら同じ祝い膳作ってみんなで食べるのもいいかもですね。

ちなみにお食い初めについては祝い膳を離乳食にして、離乳食へ切り換えるきっかけにしてもいいそうです。別に100日きっかりでやる必要はないので、そういうのもいいかな。

まぁ何気に一番の収穫は、

  • 松茸の味お吸い物にはまぐり入れるとむちゃくちゃうまい
  • 鯛に味塩かけるとむちゃくちゃうまい

ってことでしたけど。

永谷園と味の素は世界に誇っていいと思う。