良い事ばかりじゃない!?おうちのでんわの注意点とデメリット

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前回の記事通り料金が安くなったり色々と夢のようなサービスに思えるおうちのでんわですが、、、

ソフトバンクの新サービス「おうちのでんわ」って結構すごくない?
前回ソフトバンク光の名義変更に出向いた際、おうちのでんわという新サービスが始まったらしいので薦められるがままに契約してみました。 何でも2017年7月に始まったばかりのサービスで、ショップのお姉さんも詳細はよくわからないそうです(オイ 家で固定電話を使っていない人には関係ないのであまり大々的に宣伝しないのかもですね。でもよくよく調べてみると中々革新的なサービスではないかと思ったのでレポートします。

ネットでの評判を見る限り色々とトラブルが起きたりもしているようです。

ここでは良い事ばかりじゃない、おうちのでんわの困ったデメリットを紹介します。

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おうちのでんわの注意点とデメリット

電波状態に注意!場所によっては使えないことも

ユニットから無線で通信するということは室内にアンテナを立てるようなものなので、場所によっては電波状態が悪くなったり圏外になる可能性もあり得ます。

一応ユニットのランプ色で「良好・弱い・圏外」はわかるので、電波状況が悪い場合には色々置き場所を変えてみる必要があります。基本ソフトバンク携帯の電波が入る場所ならOKなんですが、高層階や地下等なら使えない場合もあります。

(※2018年12月6日追記)

本日ソフトバンク携帯がすべて不通になるという大規模な障害が起こりました。

2018年12月6日に発生した携帯電話サービスの通信障害に関するおわび | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク
ソフトバンク株式会社の企業・IRページです。「2018年12月6日に発生した携帯電話サービスの通信障害に関するおわび」をご紹介します。

おうちのでんわ(Softbank Airも)はソフトバンク携帯と同じ電波を使用しているのでこういった際はおうちのでんわまで使えなくなります。

もしユニットの赤ランプが点灯していたら電源入れなおしすることで直ります。障害2日後くらいにも電話(0800-111-1820から)の自動音声案内がきました。

というかこういう案内も障害復旧してすぐしてほしいですけどね。。障害があったこと自体ネットでお知らせされてただけですし、そのネットもSoftbank Air使ってたらわからなかったわけで。

便利な部分もありますが、すべてを一社にまとめるとこういった際に通信機器がすべて使えないなんてことにもなるので注意が必要ですね。そういう意味でもNTTのアナログ回線の安定性は群を抜いています。

また、無線電波である限りは干渉が起こる可能性もあるので、ホームセキュリティ等ある場合も注意する必要があります。また、あまり電話機に近い所に置くと逆にノイズが入ることがあるので注意。(自分も最初真横に置いたらノイズがすごかった)

どこにでも設置できるのはメリットなのですが、電波が悪いからという理由で解約(クーリングオフ)しようとしても、設置場所が悪いからという理由で応じてくれないというトラブルも起こっています。

工事不要で立ち合いの必要が無いのはメリットですが、NTTのように工事会社の人が自宅まで来て色々調べた上で設置してくれたりするわけではないので、使用できることが確認された上でサービスが始まるわけではないことに注意してください。

どうでもいいですがおうちででんわ自体契約した住所でしか使えないということですが、マンションとかではどうなるんでしょうか?あとどこまで離れても何か普通に使えそうな気もします。これって契約的にどうなんでしょうか?悪知恵が働く人ならここらへん悪用されそうな気がしないでもないですが。。

ユニットの信頼性

ユニットという機械を挟む限り、これが故障したらどうなんの?とか、ソフトウェアアップデートもたまに行っているので、それが更新失敗したら?等々の不安が付きまといます。

保証期間は1年なのでこの間に自然故障した場合は無償交換してくれるということですが、そもそもが故障されると困るし、どうやって自然故障と判断するの?って話です。

まぁそれ言っちゃうと光回線のモデムもそうなんですが、どれくらい持つものなのかわからないのはちょっと不安になります。NTTのように工事に来て見てくれるわけでもありません。

その他の故障の場合は5,000円で交換対応してくれるそうです。せめて自然故障は3年保証してよって思いますけどね。。

ユニットはレンタルでなく買い取り

また、上記でお気づきかと思いますが、おうちのでんわユニットはレンタルでは無く買い取りとなります。本体価格は16,740円(税込)と、こんなちゃっちいのがそんな高いの?って感じですが、割賦契約を36ヶ月結ぶことで月月割でソフトバンクが負担してくれるので、利用している間は実質0円となります。

月々の支払いが発生しないので忘れがちですが、割賦契約というのは要は3年縛りということなので、3年経たずに途中で解約したりすると残り代金を一括で支払う必要があります(8日以内に解約するなら無償)

例えば1年で解約すると2年分の代金11,160円が一括請求され、後には何の使い道も無いガラクタユニットだけが残るハメになります。

おうちのでんわは解約しても違約金は発生しません(アナログ電話に戻す費用はかかります)が、このユニット代金が違約金代わりになってるってわけです。

知ってか知らずかここらへんちゃんと説明されないことも多いので注意。

そこまでお得にならないケースもある

月額500円と謳ってはいますが、これは「でんわまとめて割」に入ることが条件です。

新しいよくあるご質問サイトに移動します

「でんわまとめて割」は要は契約者がソフトバンク関連のサービスを利用していれば適用されるのですが、途中で携帯をドコモやauに変えたり、Softbank Airを解約したりすると月額料金は980円になってしまいます。

さらに意外な落とし穴が「番号通知」や「キャッチホン」などの有料オプションは有料のままなので、おうちのでんわにしたからといって安くなったりはしません。

(※現在このオプションについては2つ選んで月額780円という契約形態も登場しました)

「おうちのでんわ」2オプション込みで月額780円 お得な新料金の提供開始 | インターネット・固定電話 | ソフトバンク
2017年12月20日より、「おうちのでんわ」と2つのオプションサービスをお得にご利用いただける新料金の提供を開始します。

ただしこのオプションパックの適用条件は「でんわまとめて割」に入ることなので要注意。

以上のようにソフトバンクサービスを利用しておらず、アナログ電話で使用していた各種オプションを継続したい場合はそこまで安くならない可能性もあるので注意してください。

しかしこれを機会にバカみたいに高くて使えないオプションに入ってるなら外すいい機会だとも思えますけどね。(キャッチホンとか今時誰が使うんだろう・・・)

実際は月額500円ではない

実際は540円(税込)です。500円ってのは税抜き価格です。

気になりませんか?個人的にこういうのちょっとイラっとします。

緊急電話の際は少し注意が必要

携帯ネットワークを使用することで心配な方も多いかと思われますが、おうちのでんわでも110や119への緊急通報は可能ですのでご安心ください。フリーダイヤル等もかけられますしかけられる範囲はこれまでの固定電話と同じと思っていいです。

ただし注意したいのが緊急通報をした場合、警察や消防局側で表示される番号は通常の電話番号でなく、IP電話番号になり、おおよその発信場所しか通知されません。(住所によってはおおよその発信場所すら通知されない)

普段からしょっちゅう緊急通報する人はそうそういないでしょうからどういうこと?と思われるかもしれませんが、通常固定電話(光電話含む)から緊急電話をかけると、登録されている住所・氏名・電話番号を勝手に相手側に通知してくれるんです。

また、回線保留・逆信機能という、かけた側が途中で電話を切ったとしても相手側から切らない限りはずっと保留状態になり、逆に発信することも可能という何気にすごい機能もあります。

これらは特に緊急時、通報者の気が動転してしまって間違った情報を伝えてしまったり、出動が遅れてしまったりすることを防ぐ意味でも重要な機能です。

おうちのでんわではこの機能が使えず、大体の場所しかわかりません。これは例えばマンションの一室なんかではどの部屋かわからないので非常に困ります。

なので電話番号を聞かれた際は03-の方でなく、相手側に表示されている070等から始まる番号を伝えないといけませんし、住所や名前もちゃんと伝えておく必要があります。でないと「通知されてる番号と違いますけどどういうことですか?」となり、特に一刻を争う事態だと最悪それによって出動が遅れたり有り得るかもしれません。

結構重要なことなので、ユニットには「緊急通報専用電話番号シール」っていう番号を記載したシール(下記画像右上)が同梱されています。わかりやすいところに貼っておくと共に家族にもちゃんと説明しておきましょう。

特に高齢者には「IP番号が云々~」なんて難しいことを伝えてもわからないと思うので、そういうもんだと言っておけばいいです。

まだサポートが不安



何気に一番心配なのがこれです。

何かあった時に頼りにするのがサポートセンターなんですが、まだ始まりたてのサービスであるためトラブルシューティングができておらず、扱う案件が長い歴史を持つ固定電話契約なだけにあまり詳細を理解していないフシがあります。

さらに名義人以外の子供が代理で契約してあげよう、ネット回線もついでに一緒に契約しよう、なんてする際はトラブルが起こると色々と入り組んでかなりややこしくなる可能性もあります。

僕が申し込んだ際も、数日した頃に

「名義人のとこちょっとおかしいから申し込み中断しますね。とりあえずサポートに電話して。」

みたいなメッセージが急に届いたのでサポートに連絡したのですが、単に契約した時に元の電話回線名義人の名前(父)を書くべきところが自分の名前になっていた、というのを修正するだけに各部署をたらい回しにされた挙句1時間くらいかかりました。

電話の待ち時間も長いし、変更されるべき内容が変更されて無かったりするし。。正直ソフトバンクのサポートにはいい印象がありません。

僕の場合光回線の名義変更と切り替えも絡んでいたため色々ややこしかったのもありますが。。不安があればショップに出向いてショップ店員に確認してもらうのが確実かと。

まとめ

今のところ特に問題なく使えてはいますが、いくら安くなるとはいえこれまでの固定電話とは仕組みが異なりますので、トラブルになった際はかなりしんどい思いをするかもしれません。

まだサポート等もトラブルシューティングを行いながら改善している最中だと思いますので、特に不満が無ければむやみに飛びつく必要はないかと。

ネットでまだあまり情報が無いのも、みんな普通に使えてるからなのか、はたまたまだ普及段階だからなのかちょっとわかりません。

これから新規で固定電話を引きたい、自分が契約してる固定電話を切り替える、なんかであればいいサービスだと思いますが、例えば実家の親の固定電話を換えてあげよう、なんてするのは結構リスクが高いのではないかと思います。

NTT固定電話の最大のメリットって高齢者だと特にそうですが信頼感だと思いますから。場合によっては余計なことすんなと家族トラブルに発展しかねません。

そこらへんお金と釣り合わせてどっちがタメになるかよくよく検討してみてください。

ちなみにおうちのでんわと共に新規でSoftbank Airをご検討の方は、キャッシュバックが貰える代理店経由で契約した方が断然お得です。

高額なキャッシュバックを謳う業者は条件が悪どい所が多いですが、下記のアウトカンパニーはオプション一切不要でソフトバンク公式キャンペーンも適用されるので個人的に一番おすすめできます。よろしければ検討してみてください。

※ここからは独り言です。読み飛ばしていただいても結構です。

IP網移行の概要|固定電話(加入電話・INSネット)のIP網移行|Web116.jp|NTT東日本

NTTは固定電話回線を順次IP網に切り替えていく計画を立てています。つまりアナログ電話はそもそも2024年にはすべてメタルIP電話というものになります。

さらに上記発表前の2015年にNTTが発表している資料の中で、おうちのでんわと関連するような記述がありました。

併せて、「固定電話」の提供方法等についても、できる限り効率的に提供できるように見直す。
(具体例)
自治体等からの要請により無電柱化(ケーブルの地中化)等を行うに当たって、メタルケーブルを再敷設せず、光や無線を使って提供
「固定電話」に求められてきた高い通話品質等(遅延条件等)を携帯電話並みに見直しする

※「固定電話」の今後についてより引用

これつまり、おうちのでんわと同じ仕組みにするってことですよね。

このNTTがやろうとしていることをソフトバンクが先に刈り取ろうとしているサービスがおうちのでんわなのではないでしょうか。

ちなみにNTTはIP網にまとめた後も固定電話の基本料金は据え置きにするそうです。

IP網に変わると言われてもネットリテラシー0の高齢者なんかには理解できないでしょうし、料金が変わるとなると色々説明する必要あるのが面倒なのはわかりますが、、仕組みはIP電話になるのに同じ料金取ると言うのは中々酷い話です(元々アナログが高すぎなんですが)

おうちのでんわと同じ仕組みになるのに料金据え置きとなると、いよいよNTTの固定電話を使い続けるメリットは無くなりますので、どうせなら早めに切り替えておいた方がお得かもしれません。

ちなみにこの話を利用して「今後固定電話が使えなくなるけどこれ買えば安心」系の詐欺がボチボチ出てきてるようなので注意してください。結構な世帯数が絡む規模の話なのでこれからこれ系の詐欺や悪徳業者はもっと増えると思います。

NTT東日本・NTT西日本の「固定電話のIP網への移行」に関する発表に便乗した悪質な販売行為にご注意ください | 法人のお客さま | ソフトバンク
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