我が家のネット回線は現在ソフトバンク光ですが、嫁実家に引っ越してきた際に世帯主が契約するものと思い込んでいたことで、回線名義は勝手に義父名義で契約していました。
しかし義父名義だとおうち割に入れなかったり、代わりに支払いや手続き等々をしたりする時いちいちめんどいことが多すぎる!ということで、いっそ自分の名義に変えてしまおうとした時の話です。
始めに言っておきますがめちゃくちゃめんどくさい上に話の流れ次第ではトラブルになる可能性が非常に高いため、無理に名義変更する必要が無ければ止めましょう。
目次
ソフトバンク光は名義変更できない
まず重要な大前提です。ソフトバンク光は名義変更ができません。
何で?本人が変えたいって言ってんのに?とは思いますが、システム上無理だと言われます。
ちなみに行く前に「ソフトバンク光 名義変更」で検索したらここのWebサイトが出てきたので普通にできるもんだと思って行ったのですが、これはモバイル、つまり携帯電話の契約の話で、ネット回線の場合はどうあがいても無理なんです、とのことでした。
他社のドコモ光やauひかりなんかでは家族間であればできます。ソフトバンク光では家族間で同一世帯に住んでてもできません。なんで?じゃあ不謹慎な話名義人が亡くなったらどうすんるんでしょうね?
ちなみに連絡用の電話番号と支払先は別人でもできます。義父はガラケーでメールの使い方もわからないため、契約メッセージの受信やサポートとの電話、支払いなんかは僕がやってました。
ここまでできて名義だけ変えられないってなぜ?謎です。
じゃあ名義変更するにはどうすればいいの?
しかしそれでも名義変更できないと困る。特に僕はソフトバンク携帯を使っているので「おうち割り光セット」に入れないと携帯割引が適用されないし、光回線の方もBBユニット/無線LAN(Wi-Fi)/BBフォンがまとめて500円の『光セット割』にならないため、月の利用料金がかなり割高になってしまっていたからです。
そこで唯一の手段として提案された方法が、
今の回線を1度解約して新たに自分名義で契約し直すということ。
うわめんどくさ。
キャッシュバック目当てに回線を乗り継ぎ回るという人は結構いると思いますが、名義変更のために同じ回線に乗り継ぐという話は聞いた事がありません。メリットないから当然だね。
問題となる『違約金』と『開通工事費』
というわけでソフトバンク光からソフトバンク光へ乗り換えるという頭がおかしくなりそうな手続きをするわけですが、そうなると問題になるのが今の回線解約による『違約金』と新規回線の『工事費』です。
光回線はどこでも俗に言う『2年縛り』がありますので、通常2年に1度の更新月で無い限りは10,260円の違約金がかかります。同じソフトバンク光だと言っても契約が違うのでどうしようもありません。
また、開通工事費については今の回線を再利用(工事無し)できたとしても2,000円、それに契約事務手数料に3,240円の合計15,500円かかります。
さらにこれに加え注意したいのが開通時に工事費分割にしていた場合それも乗っかってきます。自分の場合元々フレッツ光からの転用(工事無し)だったのでありませんでしたが、毎月の請求明細に『開通工事費』という項目が残っている場合は要注意です。
名義変更するのに最低15,500円かかるってとんでもねぇ話ですわな。
他社携帯使ってるなら乗り換えた方がいい
もし使ってる携帯電話がドコモやauならセット割りが効く回線に乗り換えた方が良いです。違約金や工事費を負担してくれますので、実質負担無しに乗り換えることができます。
今のご時勢どこも光回線とのセット割をやっているので『携帯キャリア=光回線』にするのが鉄板です。長い目で見ればどんどんお得になっていきます。
ソフトバンク携帯を使っている自分は乗り換えませんでしたが、それ以外なら正直ソフトバンク光に固執するメリットは無いと思います。
乗り換える際はソフトバンク光を解約して新たに他社回線を新規契約すればいいだけです。後述しますが名義人が違うなら同一住所でも新規契約扱いになるので、下記のようなキャッシュバックやってる代理店経由で申し込むことで違約金を払ってもかなりのプラスになります。
負担金無しでソフトバンク光を使い続ける方法
というわけで解約して契約という方法を提案されたわけですが上記のようにお金かけたくないっす。とゴネていたら、キャッシュバックキャンペーンを利用すれば負担額と相殺できるという方法を提案されました。
その時ソフトバンクではちょうど『新規契約で20,000円キャッシュバック!』みたいなキャンペーンを実施してたんですよね。(※追記:現在は終了)
『新規契約の際にこのキャンペーンを適用すれば20,000円現金で貰えるので、前述の15,500円-20,000円で名義変更した上に4,500円のおつりがきますよ。』みたいな怪しい提案です。ほんとなら何ともお得な話ですね。
解約→新規契約なんてそもそもできるの?
しかしそんな簡単に騙されるもんですか。良く見てください。適用条件に下記のような記述があります。
ほらな。これ、思いっきり僕のことでしょ?
そもそも解約→契約でキャンペーン適用されたら損しかないでしょ。社長が孫さんだけにそんなこと許されないでしょ。
ところが普通に適用可能だそうです。その理由は名義変更するから。
要は同じ名義で解約→契約だと再契約扱いになるけど、違う名義で申し込めば同一住所でも新規契約扱いになるらしいです。そんな方法があったとは。。
じゃあ父→僕→嫁→父…での永久ループも可能?とも思いましたがさすがにそれはできず、一度同一住所で同名義だった場合は再契約となるようです。
ちなみにキャッシュバック貰えるのは半年後です。はよくれよ。
キャッシュバックをやっていなかったら?
前述のキャンペーンが終了すればこの方法は使えないので、あとは違約金が発生しない月に新規契約キャッシュバックor工事費無料キャンペーンをやっているタイミングを突くしかありません。
時期的にはほっといても新規契約が増える傾向がある年明け1~3月あたりはロクな新規契約キャンペーンはやってないです(ピカチュウのシールとか学習帳とかふざけすぎでは?)
なので、狙い目としては新規契約が沈静化する夏~秋あたりです。
ちなみに他社回線からの乗り換えキャンペーンならいつでもやってますが混合しないよう注意してください。しかもあれって実質工事費が無料になるってだけなので。
契約手続きの際の注意点
というわけで、ソフトバンク光を使用中なのにソフトバンク光にもう一度加入するという変な契約手続きをしました。
大体ショップの人がやってくれますが、下記点はちゃんと確認しておかないととんだトラブルになる可能性があるので注意です。
工事内容の注意点
まず『今の光回線を再利用する』ということを確認してください。光回線とは契約上の話ではなく自宅に引っ張ってる物理的な光ケーブル回線の話です。
ここで特に話を詰めずに契約してしまうと、工事日当日にNTT委託業者がもう一本新たに光回線を引きに来ます。工事の人は単なる委託業者なので詳細な契約内容なんて知りません。なので電柱に登ってる最中に話をしてもどうにもなりません。
新規でもう一本引くとなると屋外工事ありということになり、工事費はガッツリ24,000円取られます。結局これだと合計37,500円かかることになるのでキャッシュバックで相殺しきれず完全に大赤字です。
なのでショップの人と『既に光配線あるんだから工事は無いよね?』ということを念入りに確認しておく必要があります。
なんでこんな変な話になるかというと、工事はそもそもソフトバンクでなくNTTがやるため、ソフトバンクから『新規回線契約されたからNTTさん工事してや~』とだけ依頼されれば、NTTからすれば元々光回線があることなんてわからないので『おっしゃ新規回線やな!ほな光ケーブルを宅内に引き込む工事するわ!』という話になってしまうためです。
っていうかさぁ・・・実際見たらわかるやん。と思いますが、事情を聞いているのはソフトバンクの担当だけなので、他は書面上書いてあることそのままやるしかないわけです。なので工事費についてはしつこいくらいに確認しときましょう。
開通工事日と解約手続きについて
前述通り同一回線を利用するのであれば、開通してから現在の契約を解約するようにしないとネットが使えない期間が発生することになります。
解約自体はわりとあっさり受けてもらえるのですが、解約日まで大体1週間近く空くため、大体開通予定日の10日前くらいにサポートに解約予約をしておく必要があります。
この解約手続きはサポートセンター(電話)でしかできないので注意してください。他の手続き(例えば引越しとか)はショップの人が代理で電話してくれたりもするのですが、解約手続きに関してはショップの人は絶対手伝ってくれません。(まぁ普通に考えて解約の手伝いなんかする会社は無いですよね)
ちなみに新規契約の際ついでにおうちのでんわに切り換える方はややこしいので要注意です。おうちのでんわが開通後でないと解約手続きができません。
実際の解約時の請求内容例
解約月の料金については基本料金は日割りになりますが、オプション料金については日割りになりません。
画像は僕が解約した時の実際の請求内容です。月額基本料は日割りになってますがユニットレンタル費用等々のオプション料金は12日間しか使ってないのにガッツリ1月分取られてます。
新規回線分のオプション料金もこの月に取られると二重に請求されることになりますが、大体初月はオプション料金無料なのでこの分は無かったことになります。よくできてるね。
解約の際の撤去工事について
解約の際の注意として、現在の回線の撤去工事は不要と伝えてください。下手すれば前の契約が解約になることで回線撤去工事手続きをされ、そんな事情は知らない委託業者のおっちゃんが光回線を撤去しにまた来る恐れがあります。
ここらの話をちゃんとしておけばソフトバンクからNTTへ撤去は不要であると手続きをしてくれます。解約電話後にメッセージで機器返却の内容と撤去工事についての案内が来ますので内容を確認しておきましょう。
ちなみに撤去をしないと新規回線扱いにならないのでは?とも思いましたが、今回は名義人違いでの新規契約なので問題ありませんでした。
開通後
光ユニットが開通数日前に届くので、開通工事が終わったら繋ぎ直してちゃんと問題ないことを確認しましょう。Wi-FiのIDも変わるのでスマホの設定も変えるのを忘れずに。
ちなみにユニットなんかのレンタル機器は契約ごとに紐付いているため、同じ物が届いて今使ってる同じものを返却するという無駄な儀式が発生します。
ちなみに返却送料はこっち持ち。なんでやねん!
ソフトバンク光での名義変更についてまとめ
まぁそういうわけでソフトバンクでの名義変更についてまとめると、
- ソフトバンク光では名義変更はできない(2017年11月時点)
- 名義変更したいなら現在の契約を解約して再契約し直す(新規契約扱いになる)
- 違約金や工事費等々はかかるが、キャッシュバックでプラスになる(かも)
- 工事内容等々は重々確認する
ということでした。僕がやった時はキャッシュバックがあったから多少の出費で済みましたが、今後キャンペーンが終われば実質違約金等々を負担する必要が出てきます。
今回の契約し直しの方法はやむを得ずの手順なので、あまり必要に迫られない場合はおすすめしません。めんどくさいので。
ちなみに最初にちょっと触れましたが、下記は名義人以外にすることができます。
・料金支払い
・問い合わせ電話番号
また、サポートに解約電話する際も代理であることを伝えれば手続きできます。
なので、親だと話にならない場合変わりに全部自分で手続きすることもできます。っていうか僕はしてました。
っていうかさっさと名義変更くらいできるようにしろや!
以上です。
あと今回おうちでんわに変えてみたんですが、それについては別記事にしましたのでよろしければこちらもどうぞ。
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